かくれ脱水JOURNALは熱中症、脱水症対策の最新情報をお届けする情報サイトです

TOPICS


新宿区の「暮らしの保健室」で「熱中症・脱水予防講座」が開催されました



2014年7月2日(水)、新宿区戸山ハイツにある「暮らしの保健室」で、「熱中症・脱水予防講座」が開かれました。

東京都新宿区にある「暮らしの保健室」は、教えて!「かくれ脱水」委員会の秋山正子委員が室長を務める地域支援の窓口。秋山委員を筆頭に、地域の医療・介護情報を知る相談員が、健康に関する相談や、医療コーディネーターとして、地域の方々を支援する活動を続けている施設です。

20140702_01

今年で3回目となる「熱中症・脱水予防講座」は、「暮らしの保健室」が、周辺の介護従事者や地域にお住まいの高齢者の方々を対象に、脱水症・熱中症への注意喚起と対処を指導することを目的としたもの。毎年、熱中症による救急搬送者が多くなる梅雨時から初夏に集中的に講座を設け、熱中症の心配が残る秋口まで、毎週水曜日に開催している講座です。

20140702_5

梅雨の晴れ間となり、初夏を思わせる日となった7月2日。今年の講座は、「暮らしの保健室」の近所にある総合医療施設、国立国際医療センターから、看護士の大和田信行氏を講師として迎えて開催され、初回の参加者は高齢者と介護従事者の方々が10名ほど。大和田氏は、カラダへの水分や電解質の役割、熱中症への高齢者のリスクや脱水の初期症状などを、出席された高齢者へ分かりやすく語りかけるように講義するとともに、脱水への対処として、経口補水液を活用することを、出席者に配られたOS-1を試飲していただきながら、成分についての解説を交えて、説明していました。

20140702_4

講座後の質疑応答には秋山委員も参加し活発な意見交換が。介護する側から、水を摂ろうとしない高齢者への声かけのポイントとして、「お水を飲んで!」と直接言うのではなく「カラダの調子を整えるために、飲んでみたら」と伝えるテクニックや、嚥下機能の落ちている高齢者へ経口補水液のゼリータイプを勧めてみるなど、具体的な介護上の工夫についてのやり取りもあり、3年目を迎えるこの講座の、地域への定着を思わせるシーンが展開されていました。

20140702_3

秋山委員は「やはり、同じ地域で繰り返しやっていくことで、脱水の症状に早めに気がつく人が増えてきたように思います。たとえば、少し手がしびれたかな、と感じたら、経口補水液を飲んだり、医療機関へ早めの受診をしたりする人が増えています。これは大きな変化ですね」と、活動の地域社会への浸透を分析します。

20140702_6

啓発のために、繰り返すことの大切さ。この日は、大手新聞社も取材に訪れ、地域社会の熱中症への取り組みの好例としての「暮らしの保健室」の活動に、社会の注目が集まっていることを感じる日となりました。