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教えて!「かくれ脱水」委員会の十河剛委員が、横浜の下末吉小学校の朝会で熱中症の講座を実施



2014年7月8日(火)、横浜市鶴見区にある下末吉小学校の朝会で、教えて!「かくれ脱水」委員会の十河剛委員が、小学生へ向けた熱中症予防の講座をおこないました。

全校児童187名という小さな下末吉小学校の、教職員と全校児童がひとつになる時間が朝会。その朝会の最初に、中島克好校長が十河委員を特別ゲストとして子どもたちに紹介し、子どもたちの「おはようございます!」の大合唱が体育館に響きわたるなか、全員を着座させて特別講座がはじまりました。

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白衣を着た初めて見る講師に子どもたちは興味津々。十河委員は、まずクイズ形式で自身が勤務する地域の中核病院である済生会横浜東部病院を紹介。ボードに貼った手作りのビジュアル資料を活用しながら、大きな声で話を進めると、子どもたちがどんどん聞き入ります。

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本題の熱中症については、「カラダが感じる熱について」「汗の役割」などをイラストで解説し、「水分が不足したときのカラダの変化」や「水と塩の役割」そして「経口補水液を知っておく」など、低学年生には難しいかと思われる話題も、さまざまな図表を使ってひも解いていく。話題によっては、学年を問わず活発な質問が次々に起こり、楽しい雰囲気のなかで早朝30分あまりの時間はあっという間に過ぎていきました。

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最後に今日の講座のポイント、「熱中症になりたくないなら、水だけでなく塩も摂る」「エアコンを使うだけでなく、少し暑さに慣れておく」の2点を確認し、十河委員の「わかったかな?」の質問に、ほとんどの子どもが「ハイ!」と挙手をしてこの日の講座は終了。講座を終えた十河委員は、「多くの子供達が最後まで座って聞いてくれたことには驚きました。きっと下末吉小学校の先生がたの普段からのご指導が行き届いているからでしょう。また、子供達も積極的に質問にも答えてくれて、話している側も楽しくお話をさせて頂きました」と、この試みへの手ごたえを語っていました。

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実は、十河委員が勤務する済生会横浜東部病院と下末吉小学校は第二京浜道路を挟んで向かい合う場所に位置していますが、小学校と病院は、いままで交流する機会はありませんでした。「実際、目の前にありますし、子どもたちに地域の医療施設が何をおこなっているのか身近に感じてもらうために何か出来ないかと、こちらから相談したのがきっかけです」と中島校長。病院側としても地域のために、できる事は積極的に実行しようとしていたため、絶好のきっかけとなり、すぐに今回の試みにつながっていったとのこと。今後、第二回目の企画案も立ち上がっているといいます。

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地域の中核病院と未来の人材を育む小学校の積極的な交流が、子どもたちの脱水症や熱中症などの日常に起こりうる疾患への理解を自然に深め、深刻な事態を未然に防いでいく。各地に広がって欲しいと期待したくなるあたらしい試みが、ここにはじまっています。


十河剛先生

十河剛(そごう・つよし)
済生会横浜市東部病院
小児肝臓消化器科 副部長 医学博士

1970年 東京生まれ。1995年 防衛医科大学校医学科卒。躰道六段教士。合気道二段剣道二段。日本小児科学会認定小児科専門医。日本肝臓学会認定肝臓専門医。日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医。自宅敷地内に道場建設し、Sogo Budo Academy International設立。現在、子供達や学生達への指導を続けている。