かくれ脱水JOURNALは熱中症、脱水症対策の最新情報をお届けする情報サイトです

TOPICS


足立区西新井駅近くにある「こども支援センターげんき」において、教えて!「かくれ脱水」委員会の秋山正子委員が、「高齢者に対する、熱中症・脱水予防講座」を実施



高齢者に対する、熱中症・脱水予防講座

2014年7月17日(木)、足立区西新井駅近くにある「こども支援センターげんき」において、教えて!「かくれ脱水」委員会の秋山正子委員が、「高齢者に対する、熱中症・脱水予防講座」をおこないました。

20140717_04

主催は足立区の「地域のちから推進部絆づくり担当課」で、近年、とくに力を入れている地域の高齢者を支援する「孤立ゼロプロジェクト」推進活動の一環として開催。当日は、推進活動の拠点、足立区に25施設ある地域包括支援センターで働く職員の方々が、忙しい合間を縫って参加をされました。

20140717_01

秋山委員は、新宿にある「暮らしの保健室」での体験を例にとりながら、同じ都市部に生活する高齢者の熱中症や脱水へのリスク、その予防や対処、実践的な高齢者への水分補給のための声がけの手順などを解説。講座の後半には、「かくれ脱水チェックシート」を用い、脱水の初期発見とその対応方法、とくに経口補水液を使った対処についても細やかに説明を加えていました。

20140717_03

この日の20数名の参加者は、足立区の高齢者支援の最前線で活動する担当者たち。日々地域の高齢者を訪問し、悩み相談や暮らしに必要な情報の提供、孤立しがちな一人暮らしのかたに近所での居場所をつくる手伝いなど、高齢者の安全や生きがいを支える活動をされている方々。地域包括支援センターに登録し高齢者に寄り添う活動をするボランティア「絆のあんしん協力員」の指導者でもあります。

20140717_02

講座の開催された日は、全国で熱中症搬送者が急増した日と重なり、参加者全員が、本格化する熱中症や脱水対処の実践に役立てようと、秋山委員の話に熱心にメモをとりながら聴講されていました。

脱水への対処を「常備」する、あたらしい習慣

講座の後、近所にある西新井栄町住区センター・悠々館(老人会館の愛称)に伺ってみると、すでに足立区から配布された経口補水液が保管され、囲碁やレクレーションスポーツを楽しむ高齢者や、学校帰りの児童たちの脱水へ、早めの対応を心掛けている現場を目にすることもできました。

20140717_05

20140717_07

20140717_06

足立区の熱中症や脱水への取り組みは、一歩、先へ進んでいるようです。


秋山正子先生

秋山正子(あきやま・まさこ)
株式会社 ケアーズ 代表取締役
白十字訪問看護ステーション
統括所長 「暮らしの保健室」室長

東京都新宿区を中心に訪問看護、居宅介護支援、訪問介護事業を展開。2011年7月65歳以上が46%を占める新宿区内の「戸山ハイツ(約5800人在住)」の空き店舗に開設した「暮らしの保健室」では「学校の保健室のように、気軽に立ち寄れる空間」で“相談する主体性”を見守り、寄り添う活動を続けている。「NPO法人白十字在宅ボランティアの会」理事長、「30年後の医療の姿を考える会」会長、厚生労働省「チーム医療の推進に関する検討会」委員、新宿区介護サービス事業者協議会副会長、地域看護業務連絡会委員ほか。著書に、『在宅ケアの不思議な力』(医学書院)、『在宅ケアのつながる力』(医学書院)、『家で死ぬこと、考えたことありますか?』(保健同人社)ほか