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宮城県にある「塩釜市社会福祉協議会 老人福祉センター」で、教えて!「かくれ脱水」委員会が『冬脱水対策講座』を開催



2015年1月30日(金)、宮城県塩釜市にある「塩釜市社会福祉協議会 老人福祉センター」において、教えて!「かくれ脱水」委員会の企画により『冬脱水対策講座』をおこないました。

同老人福祉センターは、平素から塩釜近郊に住まう高齢者に開放し、平日に昼食や体操、カラオケなどを楽しめる施設。利用者には市内で一人住まいをしている女性の方の利用も多いそうで、近郊の高齢者たちの重要なコミュニケーションの場として活かされています。当日は、外が雪模様だったにも関わらず20名の方々が集まり、私たち委員会の冬脱水対策講座に参加してくださいました。

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講師を務めたのは、宮城県内で保健師として活動している鈴木由美さん。鈴木保健師は、時折仙台弁を交えながら、空気が乾燥する冬は、不感蒸泄(皮膚や粘膜、呼気などから意識しないうちに自然に失う水分のこと)で失われる水分が増え、何もしていなくてもカラダから1日に900mlもの水分が奪われていること。また、冬に流行するノロウイルスなどからの感染性胃腸炎の症状、下痢やおう吐で脱水症が深刻化する危険があることなどを伝えました。夏場の発汗などからの脱水には知識をお持ちの参加者も、これら冬の脱水については初耳の方が多く、ときおりうなずきながら興味深そうに聴講していました。

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参加者の中には、脱水状態になった経験のある方もいて、そのときのことを「体がだるい感じがした」と振り返ります。鈴木保健師は、参加者の不安を解消するために、分かりやすい脱水状態をいち早く感じるカラダのサインとして、「カサ(肌がカサカサする)・ネバ(口のなかがネバネバする)・ダル(なんとなくだるい)・フラ(ふらつく)」というキーワードを紹介。また、普段の無理のない脱水対策として、きちんと3度の食事を摂ることや、カラダの水分の貯蔵庫でもある筋肉を維持するために無理の無い運動をすること、1日8回時間を決めて少しずつ水分補給する習慣をつけることなどを提案していました。

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講座の最後には、実際に脱水状態を確かめるために、手の甲を引っ張って戻りを確認したり、爪を押して赤みの戻りをみたりする方法も体験。参加した高齢者の方は、「冬は脱水のことをあまり意識していないのでとても勉強になった」「これから気をつけよう」など、互いに感想を話し合っていました。

■冬の脱水については、かくれ脱水JOURNALに詳しく解説しています。ご一読ください。
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