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教えて!「かくれ脱水」委員会・谷口副委員長が逗子市市民公開講座で「STOP熱中症 脱水症」と題した講演を実施



2015年7月30日(木)、神奈川県逗子市の逗子文化プラザホールにおいて市民公開講座が催され、教えて!「かくれ脱水」委員会の谷口英喜副委員長が講演しました。

逗子文化プラザホール

逗子文化プラザホール

この講座は、今年6月に谷口副委員長の講演を企画した逗子市の老人クラブなどの組織連合「ズシップ連合会」が主催し、逗子市周辺にお住まいの高齢者を対象に開催されたもの。当日は、朝から30℃を超す気温となったにもかかわらず、約100人の周辺に住む高齢者の方々が参加されました。

実は、逗子市は、高齢者の熱中症への注意意識が高い地域で、谷口副委員長の熱中症・脱水症についての研究へも、ズシップ連合会を通じて多くの方々が被験者として協力してくれているそうです。

ズシップ連合会が主催

ズシップ連合会が主催

谷口副委員長は、「私たち研究者と地域の人々が協力し、脱水症を防ぐ事によって地域の健康増進につながっていく。そのモデルケースとなるような地域が逗子市だと思います。非常に密着した関係が出来つつありますし、その成果が熱中症での搬送者数にも現れてきています」と医療専門家として、地域との連動による健康増進への貢献の可能性について語っていました。

教えて!「かくれ脱水」委員会・谷口副委員長

教えて!「かくれ脱水」委員会・谷口副委員長

事実、猛暑日が続く今年も、この講演日の時点で逗子市における熱中症による高齢者の搬送者は2名であり、それも重症ではなかったそうです。高齢者が熱中症を理解し、脱水症を予防する意識が浸透していることを伺わせる数字です。

この日の講演で谷口副委員長は、高齢者は、加齢とともに徐々に筋肉量が減少し、カラダの水分=体液が少なくなっていること。暑さやのどの渇きを感じにくくなり、しかも寒さには敏感なままであることなど、高齢者のカラダの変化について詳細に説明。高齢者が脱水症になりやすいカラダであるにも関わらず、水分補給や室温の調整などに意識がいきにくい現状をわかりやすくします。

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そして、熱中症にならないための健康なカラダづくりは、熱中症につながる脱水症を防ぐことからと位置づけ、そのための大切なポイントとして、3度の食事をきちんと摂ることと、朝起きてから眠る直前までに、1日8回程度、時間を決めて水分補給をすることの2点を伝えていました。

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そのうえで、脱水症の早期発見に有用なさまざまな発見法をスライドで紹介し、脱水症になってしまったときの経口補水液などを使った対処法についてなど、熱中症・脱水症への注意意識の高い人たちが、より実践的に用いることのできる対処や治療指導もおこなっていました。

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講演後のロビーでは、講演を聴いた高齢者の方々と談笑しつつ、さまざまな質問に答える谷口副委員長の姿がありました。神奈川県逗子市で、医療専門家と地域の人々との健康増進への地域連動の取り組みがしっかりしたカタチになりつつあるようです。