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子どもを脱水から守るために、新しいガイドラインを発表



小児急性胃腸炎診療ガイドラインの発表を期に経口補水療法を解説するランチョンセミナーを開催

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2017年6月24日(土)東京にある聖路加国際大学において、第31回日本小児救急医学会学術集会が開催され、教えて!「かくれ脱水」委員会の靍 知光委員が座長(講師:上村克徳 先生 兵庫県立こども病院救急総合心療科)となって、『小児急性胃腸炎診療ガイドライン2017と経口補水療法』と題するランチョンセミナーがおこなわれました。

欧米では、小児急性胃腸炎に関する診療ガイドラインが発表され、ガイドラインに沿った診療が行われてきましたが、これまで日本にはこのようなガイドラインはありませんでした。この度、日本で初めてとなる胃腸炎の診療ガイドラインとして一般社団法人日本小児救急医学会より『小児急性胃 腸炎診療ガイドライン2017』が発表されました。今回のセミナーでは、小児急性胃腸炎の治療の根幹となる経口補水療法を中心に、このガイドラインの内容が、分かりやすく解説されました。

診療ガイドラインは、多くの協力者のもと約5年をかけて、靍委員のほか、服部益治委員長、十河 剛委員など、当委員会のメンバーも多く参加した診療ガイドラインワーキンググループが、急性胃腸炎から子どもたちを守るための診療基準をまとめたもの。いままで、医師や医療関係者が、それぞれの臨床や経験から子どもたちに経口補水療法をおこなっていたものが、このガイドラインによって、子どもたちへの診療の新たな基準ができたわけです。17の小児急性胃腸炎診療に関するCQ(Clinical Question)に対して推奨できる方法を解説する構成で、とくに子どもの脱水症状に対処するための経口補水療法についてはCQ6〜9が当てられています。

診療ガイドラインワーキンググループの副座長でもある上村先生が、子どもへの経口補水療法に関するCQに対してそのエビデンスと推奨される治療について解説する1時間。満員となった会場には、500人ほどの医師や医療関係者たちが熱心に話に聴き入る姿がありました。