私たちは、深刻な脱水状態を防ぐことで熱中症で搬送される人をゼロにしたい。

STOP 熱中症

かくれ脱水JOURNAL

  • シェア
  • ツイート
  • View11,147

    知っておこう。
    乾燥しやすい注意するべき人、時間、場所

    ジンワリ乾燥からの脱水は、いつでも・どこでも・誰にでも起こります。 とくに乾燥しやすい場所、起こしやすい人、 起きやすい時間帯があり、それぞれにしっかり備える必要があります。

    続きを読む

    乾燥は屋内に注意!を覚えましょう

    「脱水症」は炎天下の屋外で発汗を伴うような運動や労働をしたときに起こるというイメージが強いのですが、その多くは室内で起こります。

    夏でも、気密性の高いマンションなどは風通しが悪く、かいた汗が蒸発しにくいため、体温が下がらなくなり「熱中症」になる場合があります。それ以上に冬の室内は空気が乾燥し、水分がカラダから失われやすい状態になっていますから、ジンワリ乾燥からの脱水に陥りやすいのです。

    室内でとくに気をつけたいのは、陽が当たる窓際。冬に日だまりで日光浴をするのはポカポカして気持ちが良いものですが、太陽からは輻射熱という熱を受けることになります。輻射熱を受けるとさらに不感蒸泄が増えてリスクが高くなります。

    高齢者、乳幼児、持病がある人は要注意です

    冬にジンワリ乾燥からの脱水になりやすいのはやはり①高齢者 ②乳幼児 ③持病がある方 です。

    高齢者は飲み物と食事量を減らしがちですし、喉の乾きを自覚しにくいという特徴があります。

    乳幼児は不感蒸泄が成人よりも多く、喉が渇いても自らの意志で水分補給ができないという特徴があります。

    水分と電解質の量をコントロールしているのは腎臓ですが、高齢者では腎臓の機能が低下している場合が多く、乳幼児では腎臓の機能の発達が十分でないため、どちらも脱水状態になりやすいのです。

    何らかの持病がある方は予備的な体力が低下しているため、ジンワリ乾燥からの脱水に陥りやすくなります。とくに糖尿病、高血圧、脂質異常症などを発病している場合、血管が硬く狭くなる動脈硬化が進んでいる恐れがあり、脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞のリスクが高まります。

    高齢者と乳幼児は家族やまわりの人が乾燥に対する対処をしっかりとるべき。持病がある方も、合併症の高リスク者だということを忘れずに、水分摂取などの対策をとってください。

    早朝と食間に「ジンワリ乾燥からの脱水は起こりやすいと覚えましょう

    冬のジンワリ乾燥からの脱水について注意すべき時間帯としてまず挙げられるのは、早朝。

    寝ている間にも不感蒸泄で水分は失われ続けています。しかし、寝ている間に水分補給はできません。寒いからとエアコンなどの暖房器具をつけたまま寝てしまうと、寝室が余計に乾燥して不感蒸泄が増えてしまいます。冬の早朝には脳梗塞や心筋梗塞で病院に運ばれる患者さんが増えますが、その背景にはこうした要因もあるのです。寝る前にはコップ1杯の水を飲み、途中トイレに起きたら再びコップ1杯の水を飲むことでも脱水の予防につながります。そして暖房器具をつけたまま眠らず、加湿器を適切に使いましょう。

    食事のときには食べ物と飲み物から水分と電解質を摂取しています。でも、食事と食事の間は水分と電解質が不足気味。寒いからと乾燥した屋内にこもったり、デスクワークでオフィスにずっといたりすると、不感蒸泄が増加します。自宅でもオフィスでも、食間の午前10時と午後3時にはブレイクタイムを取り、空気を入れ替えて乾燥を防ぎ、飲み物を摂取して冬の脱水状態へのリスクを回避してください。

    更新日:2012/11/13

    こんな記事もおすすめ!