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    これで納得、安心。ノロウイルス対処法

    2015年初旬に流行した感染性胃腸炎は、変異したノロウイルス による感染が多く、一度罹った人も抵抗力(抗体)がないために、発症が早く流行につながりました。ノロウイルスは、感染し発症すると急激なおう吐や下痢が続き、脱水症状を引き起こし、とくに幼児や小児の場合は、脱水が進んで深刻な状態へ進行する場合もあります。しかし、新型となってもノロウイルスからの感染性胃腸炎は、家庭での対処が可能です。小児そして消化器系の専門医でもあるかくれ脱水委員会の十河委員に、ノロウイルスに慌てないための知識を聞きしました。これで納得、ノロウイルス対処法です。 監修:済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 副部長 医学博士 十河剛

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    ノロウイルス基礎知識

    ノロウイルスからの感染性胃腸炎で覚えておくべきポイント

    • ◎感染性胃腸炎は通常2週間以内に自然治癒する
    • ◎おう吐はせいぜい1〜3日(通常は1日程度)
    • ◎下痢はせいぜい1週間(通常は1〜3日)
    • ◎この期間、脱水にならないようにするのが、治療の原則
    • ◎特効薬はないので、通常は薬は不要

    ノロウイルスからの感染性胃腸炎で経口補水療法のポイント

    • ◎おう吐のピークはせいぜい半日〜1日、そこを過ぎれば問題はない
    • ◎下痢は無理に止める必要はない。通常は長くても2週間で止まる
    • ◎経口補水療法が対処の基本
    • ◎吐いても経口補水液を飲む・飲ませる(ただし、少量ずつ)
    • ◎小児にはスポイトやスプーンを使用。ゼリータイプも試そう
    • ◎最初は1〜5分ごとに(おう吐が止まれば適量を)

    これで納得、安心。ノロウイルス対処法

    Q1:ノロウイルスへの感染を疑うのは、どのようなときでしょうか?お母さんた ちが知っておくべきことを教えてください。

    A1. ノロウイルスは感染したら翌日か翌々日には発症します。問題は症状のある間、脱水を防ぐことです。

    ノロウイルスの電子顕微鏡像提供元:国立感染症研究所

    毎年、紅葉の時期から冬の時期になると、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行りはじめます。2015年は、これまでの主流であった「GⅡ.4」とは異なる「GⅡ.17」が流行しています。過去にノロウイルスに感染し抵抗力(抗体)を持っている人も、感染し発症することが多いと考えられますから、一層の注意が必要です。ノロウイルスは感染したら通常は12時間から24時間程度で発症し、激しいおう吐や下痢の症状がでます。この時期にお子さんの保育園・幼稚園や地域の学校などでノロウイルスへの感染者が発生していて、お子さんにおう吐や下痢の症状が出た場合は、ノロウイルスへ感染したと考えていいでしょう。ノロウイルスというと、食中毒のイメージが強いですが、実は接触感染や空気感染が多く、集団生活の場である学校では、どうしても感染しやすいのです。

    感染した場合は通常は12時間から24時間程度で発症。ノロウイルスからの感染性胃腸炎の症状は、おう吐や下痢ですが、おう吐なら1〜2日、せいぜい3~4日で治まります。下痢も普通は1〜3日で治まり長くても1〜2週間。お腹の症状は放っておいても徐々に治癒します。ですからお子さんが感染した場合も、ご両親は慌てないこと。大切なことは、おう吐や下痢が続くと、多くの水分とともに塩分などの電解質が失われて脱水症に至るケースがあります。これに注意し、脱水状態の進行を防ぐための対処をおこなってほしいですね。

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    Q2:感染性胃腸炎のときの対処法と、そのポイントは何でしょうか?

    更新日:2014/12/05

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