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かくれ脱水JOURNAL

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    どうして生まれたのか、経口補水液その起源

    経口補水療法はもともと開発途上国で生まれた治療法。それが脱水しやすい環境になりつつある世界中の国々に広がり、いまでは20世紀最大の医学上の進歩と言われています。

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    容易に迅速に補給できる「いのちの水」

    1971年の東パキスタン(現バングラディッシュ)は内戦状態で、インドの難民キャンプでは3人に1人が死亡するほど、コレラが猛威をふるっていました。

    下痢(コレラはナトリウムイオンを多量に含む便)による脱水症がその大きな要因で、このときにカルカッタのジョンホプキンス大学研究所から経口補水液を持った医療班が救助に向かいました。この医療班は3,700人の患者に経口補水療法を実施し、コレラによる死亡率を30%から3.6%にまで改善させています。

    その後、経口補水療法は世界中で注目され、“20世紀最大の医学上の進歩”とまで呼ばれ、WHO(世界保険機構)の集計によれば、年間100万人の小児がこの療法による恩恵を受け救命されています。

    経口補水療法と同じ理論は日本にもありました

    実は日本人の生活にも、昔から経口補水療法と同じようなことがあります。風邪をひいたり食あたりをしたときに“重湯に塩をまぶす”あるいは“梅干しをのせて食べる”というような習慣です。これは、病気の際に失われた水分と電解質を炭水化物(糖質)とともに補給するということで、自然に補水の理論を実践していたのです。実際に経口補水液と平均的なみそ汁や梅干しの塩分量は同じ程度というのも驚きです。

    更新日:2012/06/24

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