私たちは、深刻な脱水状態を防ぐことで熱中症で搬送される人をゼロにしたい。

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かくれ脱水JOURNAL

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    ドライバー必見!
    渋滞時のクルマの中は脱水環境

    カラダを動かさない狭い空間。エアコンに頼った温度調節。集中をよぎなくされるドライバーの心理やカラダの状態。家族旅行や帰省などで道路が混み合い渋滞になりやすいゴールデンウィークなどの車中は危険な脱水環境。移動時の車内での脱水予防と対策を確認してください。 監修:兵庫医科大学小児科学教授 医学博士 服部益治

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    飛行機の中と同じ。渋滞時の車内環境

    「渋滞時の車内は、エコノミークラス症候群を誘発する飛行機の中の環境と似ています」と、教えて!「かくれ脱水」委員会の服部委員長は言います。エコノミークラス症候群は、飛行機に搭乗しているときに、機内の乾燥によって体内の水分が失われ、血液がドロドロになって血栓が出来やすい状態になることと、長時間の一定姿勢とが相まって、脚の裏側に静脈血栓が出来ることから、その状態での歩行によって血栓が肺の血管につまり呼吸困難などを引き起こすもの。これと同じような状況は、乾燥した室内での同一姿勢を維持しておこなう長時間作業においても起こることが知られています。

    先の委員長の言葉は、渋滞時の車内環境がエコノミークラス症候群と同じ症状を引き起こすというのではなく、それと同じような環境的な要素があるということです。たとえばGWとはいえ道路に日差しがあたる日中では、渋滞時の車内は、狭い空間でのエアコン使用によって非常に乾燥した環境になっています。

    「渋滞時の車内は、エコノミークラス症候群を誘発する飛行機の中の環境と似ています」と、教えて!「かくれ脱水」委員会の服部委員長は言います。エコノミークラス症候群は、飛行機に搭乗しているときに、機内の乾燥によって体内の水分が失われ、血液がドロドロになって血栓が出来やすい状態になることと、長時間の一定姿勢とが相まって、脚の裏側に静脈血栓が出来ることから、その状態での歩行によって血栓が肺の血管につまり呼吸困難などを引き起こすもの。これと同じような状況は、乾燥した室内での同一姿勢を維持しておこなう長時間作業においても起こることが知られています。

    先の委員長の言葉は、渋滞時の車内環境がエコノミークラス症候群と同じ症状を引き起こすというのではなく、それと同じような環境的な要素があるということです。たとえばGWとはいえ道路に日差しがあたる日中では、渋滞時の車内は、狭い空間でのエアコン使用によって非常に乾燥した環境になっています。



    またドライバーに限らず、同乗者も基本的にはシートベルトによって座席に固定された姿勢で座りっぱなし。加えてクルマの前後左右の窓からは、長時間にわたって体温上昇に関係する輻射熱(※1)を浴び続けている状態です。もともと人間は、汗や呼吸などから失われる水分(「見えない汗」ともいわれる不感蒸泄)を合わせると、60kgのオトナの場合で1日に900ml、だいたい一日1ℓの水分を自然に失っています。

    渋滞時の車中では、その場の乾燥や輻射熱の関係から、さらに水分を失うといわれています。ところが、乾燥した車中では、出ている汗がすぐに蒸発してしまい脱水のサインを感じにくくなっています。つまり、、渋滞時の車中は、気がつかないうちにかくれ脱水になる環境であり、しかも深刻な脱水状態へ進行しやすい環境でもあるのです。

    夏の車中は心配な環境
    • エアコンによる車内乾燥
    • 輻射熱による体熱の影響
    • シートベルトによって固定された一定の姿勢
    • 閉め切られた空間

    ※1 輻射熱とは、空気の存在に関係なく遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱のこと。暖かい空気を送って暖めるエアコンのようなものではなく、空気を暖めることなく直接人体や室内の壁などを暖める。太陽の自然な暖かさも輻射熱によるもの。

    集中しやすい人は熱中症になりやすい

    更新日:2012/08/08

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