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「冬脱水」の対策

冬脱水
更新日:2017/1/9
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下痢・おう吐で体液を失ったカラダには、 経口補水液が適している

下痢・おう吐で体液を失ったカラダには、 経口補水液が適している

健康な状態と、冬の脱水は背中合わせ。 思わぬウイルス感染からくる下痢やおう吐は、 カラダから体液を一挙に消失させ、 体力・免疫力を低下させます。 下痢やおう吐は脱水状態のはじまりです。 経口補水療法でカラダを守る、という対処法を知っておいてください。

ウイルスからくる発熱、おう吐、下痢には経口補水液を!

これまで、下痢をした場合に「食べたり飲んだりしない」「腸を安静に」「水分を控える」と考えられていました。しかし、いまでは下痢の状態でも、水分の吸収など、腸はある程度機能していることがわかっています。つまり、なるべく腸に負担をかけずに、水分や電解質などを効率よく摂取し、脱水症の進行を防ぐことが、カラダを守り、症状を悪化させないことへの対処の第一歩です。 冬に体調を崩す場合、次の二つのケースでは、経口補水液による水分摂取を考えてください。

  1. ①37度以上の発熱を伴う。
  2. ②下痢やおう吐をしている。

37度以上の発熱を伴ったり、下痢やおう吐を伴ったりしているケースでは、水分とともに多くの電解質が失われています。この場合は、水分と電解質を適度に含む経口補水液を摂取することが重要です。冬場のカラダは水分と電解質に対する余力が少ないので、このような症状が出現したら早めに経口補水液を摂取して下さい。おう吐は数時間でおさまる場合が多いですが、嘔気がある場合、最初は少量を試し、頻回に補充しましょう。寒い季節にカラダを冷やしたくないときは、経口補水液は常温、もしくは湯気が出ない程度まで温めて飲むと良いでしょう。下痢、おう吐、発熱がある場合、何らかのウイルスに感染している恐れがあります。ウイルス感染は、下痢、おう吐、発熱によって冬脱水に直結します。失った体液をその都度、体液に近い成分で補う、ということを覚えておきましょう。

高齢者は、脱水状態時に電解質の補給を忘れずに

高齢者はもともと体液の量が少なくなっていますので、70歳を超えている人の中には、すでに「かくれ脱水」状態になっている場合があります。かくれ脱水になっている方に下痢やおう吐の症状が起こると急速に脱水が進行する危険があります。また、発熱による多量の発汗は、通常の汗による発汗よりも電解質が多く失われます。高齢の人では、体調を崩すと食事を控え、白湯やお茶、水を中心に飲む方が多いようです。水分や電解質が大量に失われている脱水状態にあるとき、電解質が入っていない水分を摂り続けていると、体液のナトリウムなどの濃度が薄くなります。カラダは水分と電解質とのバランスを取り戻そうとしますから、水分を排出しようと尿などで水分が排出され、結果としてより脱水が進行してしまうことがあります。体液がうすくなる脱水が進行すると意識障害や呼吸困難を引き起こす低ナトリウム血症などにつながることにもなります。高齢者は「冬脱水」に備えて、普段から栄養を摂ること。鍋料理などは、しっかり火を通した食材で、必要な栄養素をしっかり取ることができる食文化ですし、電解質とくにナトリウム不足にならないことを心がけることが必要です。ウイルス感染して体調を崩し、下痢やおう吐をしたときは、すぐに経口補水液を。失われた分をまず飲み、その後は少しずつ補水、と覚えていきましょう。

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