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今夏は”かくれ脱水”に要注意!65歳以上の4割が「かくれ脱水」の可能性!?熱中症を防ぐために、まずは脱水への正しい認識と自覚が必要



教えて!「かくれ脱水」委員会では、脱水症状のなかでも特に問題になっている熱中症に関する意識や実態を明らかにするため、2012年6月に、65歳以上のみの世帯で暮らす首都圏在住の男女300名を対象に、「熱中症に関する実態・意識調査」を実施しました。

昨年の夏期、熱中症により救急搬送された患者は全国で約4万人(出所:総務省消防庁熱中症情報)、そのうちの4割以上を65歳以上の高齢者が占めており、温暖化、節電などの影響を受け、今後、高齢者における熱中症の問題がより深刻化することが懸念されます。
調査の結果、この1年間に脱水症になったと自覚している高齢者はわずか3.3%に留まる一方で、39.7%が、脱水状態を自覚していない「かくれ脱水」である可能性が高いことが分かりました。また、熱中症/脱水症への自覚だけでなく、その対処方法である、適切な水分補給に対する認知の低さも明らかになっています。さらに、高齢者の7割以上(75.0%)が脱水症になりやすい住環境で生活しており、また、今夏、冷房を控えるなどの節電対策を予定している人が全体の6割(59.3%)に及ぶなど、多くの高齢者が脱水症のリスクを抱えている現状が浮き彫りになる結果となりました。

昨年の脱水症経験者は3.3%。しかし、39.7%に「かくれ脱水」の可能性

この1年間における熱中症/脱水症の経験

65歳以上のみの世帯で暮らす男女に、この1年間に熱中症/脱水症になったことがあるかを聞いたところ、熱中症を自覚している人は6.7%。脱水症に至っては、わずか3.3%という実態が明らかになりました。

熱中症は、体の脱水状態が進んだかたちで起こります。しかし、脱水yvaaav状態は症状が出るまで気づきにくいもの。そのため、多くの人が深刻な脱水の一歩手前の状態を自覚することができていないと考えられます。

特に夏に感じる体の状態

そこで、この1年間で、特に夏に感じる体の状態を聞いたところ、「だるくなる」(27.7%)、「食欲が低下する」(16.0%)、「元気がなくなる」(13.0%)、「体がほてる」(10.7%)などが上位にあがり、半数以上(52.3%)の高齢者が、夏期に、脱水状態が疑われる何らかの症状を経験していることが分かりました。
しかし、これらの症状を経験している人に、その原因を聞いたところ、「高齢の為」(53.5%)、「夏バテの為」(40.1%)といった回答が多くを占めており、「脱水症の為」と自覚している人は24.2%(n=157)。
全体の39.7%が、脱水状態が疑われる症状を経験しているにも関わらず、脱水状態を自覚していない「かくれ脱水」である可能性が高いことが明らかになりました。

熱中症になったときの水分補給は「真水」がトップ。適切な水分補給に対する認知の低さが明らかに

同調査では、熱中症/脱水症への自覚だけでなく、その正しい対処方法についての認知の低さも明らかになりました。熱中症になったときの対処方法を聞いたところ、「水分補給をする」と答えた人がトップで9割近く(86.7%)に及びましたが、その内訳を見てみると、「水」という回答がトップで6割強(64.6%)。熱中症を発症するまでに至る脱水状態のときには、真水だけを摂取していても症状は改善されず、ナトリウムやカリウムなどの電解質を摂取することが必要にも関わらず、適切な水分補給が認知されていないのが現状です。

熱中症・対処方法

高齢者の7割以上が脱水症のリスク。過度な節電にも要注意

脱水症は在宅時にも起こりやすい病態といわれており、特に脱水症のリスク要因となる住環境として「一人暮らしである(気づいてあげにくい)」「気密性の高い住宅(マンションなど)に住んでいる(風通しが悪い)」「断熱材を使った住宅に住んでいる(熱がこもりやすい)」「いちばん上の階で生活している(日差しを受けやすい)」ことがあげられます。
そこで、現在の住環境についてそれぞれ聞いたところ、上記の条件のいずれかに当てはまる「かくれ脱水」のリスク保有者は、調査対象である65歳以上のみの世帯で暮らす男女の7割以上(75.0%)に及ぶことが分かりました。
さらに、今夏、節電対策として「冷房を控える」と回答した人は全体の6割(59.3%)に及び、今後、高齢者における熱中症/脱水症の問題がより深刻化することが懸念されます。

熱中症を防ぐために、まずは脱水への正しい認識と自覚が必要
~『教えて!「かくれ脱水」委員会』委員長 服部益治先生 ~

以上の結果について、『教えて!「かくれ脱水」委員会』委員長 服部益治先生は、以下のようにコメントしています。
「脱水状態の症状は様々で、高齢者では、『なんとなく元気がない』『微熱が続く』などから、口の中や皮膚の乾燥、尿量の減少、めまい、吐き気、頭痛、発熱、痙攣など。これらの症状が進むと、生命の危機さえもあります。特に高齢者の方は年齢とともに基本的な体の水分量が減っており、少量の汗でも脱水状態を起こしやすいため注意が必要です。昨年発生した熱中症による死亡者の8割が65歳以上の高齢者でした。温暖化、節電とますます加速する高齢化により、今後、熱中症の問題はより深刻化することが予測されます。また、あまり知らされていませんが、屋外だけでなく屋内で脱水状態になるリスクが増大している事実も見逃せません。熱中症を防ぐには、まずは脱水を防ぐことが重要です。そのために、まずは脱水状態および「かくれ脱水」に対する正しい知識と予防方法・対処方法を知ることが必須といえるでしょう」。

【調査概要】

調査主体:教えて!「かくれ脱水」委員会
実査期間:2012年6月8日(金)~6月10日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:65歳以上のみの世帯で暮らす首都圏在住の男女各150名ずつ計300名

高齢者脱水症の早期発見チェックリスト ~『教えて!「かくれ脱水」委員会』 副委員長 谷口英喜先生 考案 ~

⇒「高齢在住者の脱水の見分け方」はこちら

『教えて!「かくれ脱水」委員会』について

⇒「教えて!「かくれ脱水」委員会について」はこちら

【報道関係のお問い合わせ先】

ブルーカレント・ジャパン株式会社(「教えて!『かくれ脱水』委員会 広報事務局)
担当:鍋田、芳賀、山口、貫(ぬき)
TEL: 03-6204-4141  Fax: 03-6204-4142
E-mail: info.kakuredassui@bluecurrentgroup.com

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