ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が流行するのは11月末頃から翌1月末頃までだといわれています。その主な症状であるおう吐や下痢が続くと、多くの水分とともに塩分などの電解質が失われて、対処を怠ると脱水症に至るケースもあります。感染性胃腸炎に罹った場合は、失った水分や電解質などの体液を、その分経口補水液を摂って補う経口補水療法をはじめることです。
とくにカラダの水分調整機能がまだ発達しきれていない幼児や子どもには、周囲が脱水への素早い対処をしてあげることが大切。教えて!「かくれ脱水」委員会では、お母さんなどの保護者と子どもが一緒に楽しく経口補水療法を学べるよう、わかりやすく子どもへの経口補水液の飲ませ方や摂り方のルールを解説した動画コンテンツ『ちびちび・ごっくん ゆっくり少しづつ飲もう経口補水液』を公開しました。
監修は十河剛委員。済生会横浜市東部病院の小児専門医として、子どもたちやその保護者と接してきた十河委員の経験から見つけた経口補水療法をはじめるポイントを、子どもが自分で飲める場合のポイント「じぶんで、ちびちび・ごっくん」、保護者が飲ませる場合のポイント「お母さんと、ちびちび・ごっくん」、どう摂り続けるかのポイント「どう続けるの? ちびちび・ごっくん」の3章からなる5分程度の映像にまとめています。誰もが経口補水療法をはじめられる。そのキーワードが、ゆっくり少しづつ飲み、摂り続けるということ、つまり『ちびちび・ごっくん』です。
ノロウイルスなどからの感染性胃腸炎に罹ったら、慌てずにこの映像を確認し、経口補水療法をはじめてください。
●『ちびちび・ごっくん ゆっくり少しづつ飲もう経口補水液』
http://www.youtube.com/watch?v=YkHJERTk9pU