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STOP 熱中症 教えて!「かくれ脱水」委員会

かくれ脱水JOURNAL

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    東京八重洲で、感染症対処法セミナーを開催



    2017年12月11日(月)、東京八重洲に於いて、『教えて!「かくれ脱水」委員会』は、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の症状を理解し、適切な対処法を知るための「医師・管理栄養士によるママを対象とした子どもの感染症 対処法セミナー」(以下、セミナー)を開催しました。

    十河先生

    十河先生

    ノロやロタウイルスなどによる感染からおこる下痢・おう吐は、脱水状態を誘発し、適切な対処をしないと、症状を重くしたり、回復を遅らせることにも繋がります。今回のセミナーでは、委員会から小児医療が専門の十河剛委員が登壇。感染性胃腸炎の症状やメカニズム、そこから発生する下痢・おう吐による脱水状態時の対処法として、経口補水液の正しい飲ませ方とその理由を詳しく紹介。また、神奈川県立保健福祉大学の藤谷朝実先生をゲストに迎え、感染性胃腸炎によって弱った身体の回復時におすすめの食事や、摂るべき栄養素をテーマとした講演も実施しました。

    参加者の方には経口補水液ボトルタイプとゼリータイプが配布されました。

    参加者の方には経口補水液ボトルタイプとゼリータイプが配布されました。

    「では、子どもたち、ちょっと飲んでみようか?」
    十河委員は、感染性胃腸炎のメカニズムを解説した後、かくれ脱水ジャーナルにも掲載されている経口補水液の摂り方動画『ちびちびごっくん』を上映。同時に、セミナーに訪れたお母さんや子どもたちにも経口補水液を実際に飲んでもらうなど、診療時の経験を交えたコミュニケーションをとりながら解説していました。

    藤谷先生

    藤谷先生

    藤谷先生の講義のポイントは、脱水への対処を第一とし、脱水を改善した後、食欲があるようなら通常の食事に徐々に戻し、まずはエネルギーと電解質摂取を優先し、その後は不足しがちな水溶性ビタミンなどの栄養素を摂っていくということ。口からの摂取を始める時にいちばん大切なことは、覚えておくこととして、「ゆっくり、子どもの食べたいという気持ちや様子を見ること」「脂質の多い揚物や霜降り肉は控える」などを挙げ、消化管への負担が少なく、必要な栄養素を考慮した食事(野菜ポタージュ、豆腐のすり流し汁、アップルスープ他)などのオススメレシピも紹介してくださいました。

    3種類のスープの試食も。

    3種類のスープの試食も。

     

    ●身体の回復期におすすめの料理レシピ

    ■野菜のポタージュ
    野菜のポタージュ
    ① 野菜スープで使った加熱済みの野菜であればそのまま、もし加熱済みの野菜がなければ4-5種類の野菜(どのような野菜でも可)を親指と人差し指の間でつぶれるくらい柔らかく煮たものをミキサーにかけ野菜のピューレを作ります。
    たくさんこの野菜ピューレができたら、冷凍保管しておくと便利です
    ② この野菜ピューレ1カップに、温かいごはん大匙1~2程度を入れ、塩で味を調えてポタージュにすると離乳期から大人まで摂取可能、乳アレルギーがある
    場合や医師より乳製品の使用許可が出ていない場合でも摂取できるスープとなります。
    ③ 豆乳や牛乳、生クリーム、バターなどは状況やお好みで加えていただくとごちそう風のスープとなります。

    ■豆腐のすり流し汁
    豆腐のすり流し汁
    ① 味噌汁(コンソメ)100mlに対して豆腐1/3丁を加えてミキサーにかけ、ポタージュ状にする。
    ② ミキサーにかけて温めるのであれば、少量でんぷんを入れたほうがいい。

    ■アップルスープ
    アップルスープ
    ① りんごを皮ごとミキサーにかけてりんごジュースを作る。
    (市販の100%果汁ジュースでも可)
    ② お好みでバターを少量加え弱火で30~60分加熱。
    ③ 上に皮などのあくが浮いてくるので、それを取り除いて出来上がり。
    そのまま温かくして飲んでも、冷たくして飲んでも良い。
    ★ 上に少量のホイップクリームを乗せると味がまろやかになりコクが出る。
    ★ 子供が嫌いでなければシナモンスティック、もしくは少量のシナモンを加えても良い。。

    講演後の質疑応答の時間。これからのノロウイルス流行期を前に、「経口補水液をどの程度ストックしておくべきなのか」「健康なときに摂ってもいいのか」など、参加したお母さん方が、プレスの方々に負けじと講師に質問する姿もありました。

     

    『教えて!「かくれ脱水」委員会』は、夏の熱中症と同じように、冬に多い感染性胃腸炎による下痢・おう吐が引き起こす脱水にも注意を呼び掛けています。かくれ脱水ジャーナルには、下痢・おう吐による脱水状態時の対処法、冬のインフルエンザによる高熱による発汗が原因の脱水状態時の対処法も用意しています。この時期にご活用ください。

     

    ● 冬の感染症からくる下痢・おう吐による脱水の「対処法5カ条」
    https://www.kakuredassui.jp/sos/step/mothers/mothers01

    ● 冬の感染症からくる下痢・おう吐による脱水の「予防法5カ条」
    https://www.kakuredassui.jp/sos/step/mothers/mothers02

    ● ちびちびごっくん ゆっくり少しづつ飲もう「経口補水液」
    https://www.kakuredassui.jp/sos/step/mothers/mothers04

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