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STOP 熱中症 教えて!「かくれ脱水」委員会

かくれ脱水JOURNAL

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    岩手県の学校安全担当者研修会で行われた、一歩進んだ熱中症予防に関する講義



    2019年6月6日、岩手県盛岡市で、学校安全担当者研修会が開催されました。これは、文部科学省と岩手県教育委員会の主催によるもの。県内にある小学校、中学校、県立学校等の学校安全担当者231名が一堂に会する大きな集いとなっています。

     

    教育委員会の担当者によると、例年児童生徒の安全研修会とは、防犯や交通事故対策について周知していただく機会としていましたが、昨今の異常気象を踏まえ今年から、学校での熱中症事故を減らすための正しい知識の習得を講義に組み込んで開催したとのこと。

    今回「学校での熱中症事故を防ぐために」と題する講義を行ったのは、早稲田大学スポーツ科学学術院の専任講師であり、子供達の熱中症をなくすための活動を行う一般社団法人Save Our Kidsの外部講師としても活動する細川由梨先生。

    細川由梨先生

    講義では、熱中症のメカニズムや、予防のための水分補給の正しい知識、熱中症の諸症状に合わせた応急処置の方法のほか、暑さ指数(WBGT)の活用法などを、教育現場での応用法を交えながら丁寧に解説。

    後半には、授業やクラブ活動中など教育の現場で起こりうる熱中症の要因(負けず嫌いなどの性格、服装・装具、朝食抜きや睡眠不足など生活面、肥満ほか)を挙げて、指導者が生徒の特性によって注意していく点の具体的な説明もあり、実際に現場で指導する先生がたが、一歩進んで熱中症対策に活用できる情報や、学校の安全への投資として必要なもの(暑さ指数計、体育館の温湿度計、身体を冷却する装置など)を紹介し、その効能についても具体的な解説がなされていました。

    この日は経口補水液も配布され、参加者の間で、脱水への対処として学校への備蓄について情報を交換する姿もありました。

    今年は本研修会の少し前の梅雨前の時期に、福井県や新潟県で集団での熱中症が発生するというニュースもあり、年々学校教育の場では、熱中症予防への意識が高まっています。先生がたの児童生徒の安全への配慮項目は増える一方です、熱中症から児童生徒を守るために、聴講する先生がたの熱心な姿勢が印象的な研修会でした。

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