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A: 二日酔いの原因はいろいろありますが、アルコールの利尿作用からの脱水と、アルコールを飲んだときに身体の中で起こるアルコール代謝で生成されるアセトアルデヒドという中間物質が刺激作用を有することも一つの要因だといわれています。
多くのアルコールを飲んだとき、その利尿作用によって身体は脱水します。そのまま眠ってしまうと、睡眠中に失われる水分量が加わり、朝の身体は脱水が進行した状態になっています。その中に刺激物質であるアセトアルデヒドが残るのですから、頭痛や胃もたれなどの二日酔いの症状につながるわけです。
脱水状態を改善し、体に悪影響のあるケトン体を体外へ排出するためには、水分補給が大きな役割を果たします。お酒を飲みながらチェイサーとして水分を摂る、寝る前に経口補水液など脱水状態に対処できる水分を摂るなど、しっかりした脱水対策を実践すると、二日酔いを軽減できることがあります。
また、お酒の後に、糖分(ブドウ糖)が入っているスポーツドリンクや経口補水液を摂取するとブドウ糖の代謝が進んで、脂肪代謝によるアセトアルデヒドの生成が弱まるという説もあります。
更新日:2021/06/18