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A: 実は、コタツは脱水になりやすい環境です。人間は睡眠中、体温調節の働きを休めカラダの深部の体温が下がるようになっています。コタツの中は体温よりも暖かな密閉された環境。そこでは皮膚温が上昇し手足から熱が放散され、相対的にカラダの深部体温が低くなります。睡眠中の状態に近くなってしまうのですから、ウトウトしてしまうわけです。
ただし、うたた寝をしてしまいカラダを暖めたままでいると深部体温も次第に上昇し、体温を下げるために気づかないうちに大量の汗をかいてしまいます。脱水状態に近づくわけです。目覚めた時にカラダが重かったり頭痛がするのはこれが要因のひとつです。
高齢者だと、脱水状態は脳梗塞や心筋梗塞など深刻な疾病につながることがあります。コタツでくつろぐときは、こまめに水や果物など、水分を摂るようにしてください。
更新日:2021/11/26