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「冬のジンワリ乾燥」で脱水状態を感じたら、速やかに水分補給を

自覚しにくい、ゆっくり進行するジンワリ乾燥からの脱水には先手必勝、 喉の渇きを覚える前にこまめな水分補給でカラダを守ります。 風邪などの体調不良で発熱、下痢、嘔吐などの症状があるときは、 水分とともに電解質が失われています。 経口補水液で水分と電解質を補いましょう。

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冬は早めの水分補給がカラダを守ります

乾燥したオフィスで長時間デスクワークを続けるときは、こまめな水分補給を。

高温多湿な環境における大量の発汗による夏の「かくれ脱水」の場合、水分と電解質(おもにナトリウムイオン)を速やかに補うことが求められますが、乾燥による不感蒸泄では電解質の喪失は少ないため、コップ1杯の水を補うだけでもリスクを減らすことができます。

ただしジンワリ乾燥からの脱水は自覚しにくいので、喉の渇きを覚える前にこまめな水分補給を行ってください。放っておくと脳梗塞や心筋梗塞などへつながることがあることをお忘れなく。

冬の水分摂取は温かい飲み物でも

寒い季節にはカラダを温めてくれる飲み物が欲しくなります。そして温かい白湯はカラダを内側から温めながら、同時に水分補給をしてくれます。

温かい飲み物といえば、コーヒーや緑茶をよく飲む方もいることでしょう。ただし、コーヒーや緑茶には利尿作用を持つカフェインが含まれています。オシッコの量が増えると、尿には水分と電解質が多く含まれていますから、夏と同じような「かくれ脱水」に陥りやすくなります。コーヒーや緑茶を一度にたくさん(500mℓ以上)飲んでしまうと、摂った水分が利尿作用で排泄されます。利尿作用のある飲料のがぶ飲みは控えてください。

更新日:2012/11/13

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