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手洗い、うがい、マスク、そして経口補水液

十河 感染性胃腸炎に対して普段どのような予防策をしているか、教えて頂けますか?

Yさん ロタやインフルエンザのように予防接種が打てるものは全部打ちます。あとは外出先から帰ってきたら、子供にも手洗いとうがいをさせます。手洗いを終えるたびに、プッシュ式のアルコール除菌剤を手にこすり合わせています。あと親が菌を家庭内へ持ち込まないように、外出時は必ずマスクをしています。

Kさん 私のところも、夫と私は手洗いとうがいは絶対欠かしません。息子はうがいを嫌がってあまりやってくれませんが、せめて手洗いだけは徹底させています。それと屋内で遊ぶと菌が移りやすいと思って、冬は寒いですが、頑張って外で遊ばせています。

Uさん 親も子供も手洗いとうがいは年中通してやっています。保育園には100人を超える子供たちがいるので、園に入るときと出るときはプッシュ式のアルコール除菌剤で手を除菌しています。それとKさんと同じように、ノロやロタが流行っている時期だけは屋内の遊び場は避けています。

Mさん うちもロタとインフルエンザの予防接種は当然受けさせていますし、手洗いとうがいは必ずさせています。うがいはやはり嫌がりますが……。加えて、夫と私はジェル状のアルコール消毒薬を自宅で使ってます。それと冬になる前に、使い捨ての手袋やマスクなどを大量に買ってストックし、万一に備えています。

十河 皆さん、本当に“親力”が高いですね。実行して頂いていることはみんな正解です。手洗い、うがい、マスクは基本ですね。うがいのときはうがい薬は使わなくても大丈夫。うがい薬は粘膜を刺激しすぎるケースもあります。マスクを嫌がる子供もいますが、2009年に新型インフルエンザの流行が日本でも危惧されたときは、赤ちゃんから大きな子供までみんなマスクをしていました。“親力”でぜひマスクを習慣にしてください。マスクはインフルエンザやRSウイルスのような飛沫感染の防止に威力を発揮しますし、冬場の乾燥から喉や鼻の粘膜を守って感染への抵抗力を高める働きもあります。インターネットなどで感染性胃腸炎の流行情報を把握し、周囲のコミュニティで流行ってきたと思ったら予防策を徹底。流行時には屋内の遊び場などの人ごみを避けてください。発生時の初動や予防に有効な経口補水液やマスクなどを事前に揃えておくと、ウイルス感染からくる下痢・おう吐による脱水が突然始まっても慌てないで済むと思います。

済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 副部長 医学博士

十河剛(そごう・つよし)

1970年 東京生まれ。1995年 防衛医科大学校医学科卒。躰道七段教士。合気道二段剣道二段。日本小児科学会認定小児科専門医。日本肝臓学会認定肝臓専門医。日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医。自宅敷地内に道場建設し、Sogo Budo Academy International設立。現在、子供達や学生達への指導を続けている。

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すぐに病院へ行くべきサインとは?

更新日:2019/07/05

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