私たちは、深刻な脱水状態を防ぐことで熱中症で搬送される人をゼロにしたい。

STOP 熱中症

かくれ脱水JOURNAL

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    緊急提言:猛暑(熱波災害)に搬送されないために。

    教えて!「かくれ脱水」委員会、服部益治委員長が、
    この夏の猛暑(熱波災害)に救急搬送されないために、経口補水療法で対処するよう提言。

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    災害とも称される今年の猛暑。
    私たち『教えて!「かくれ脱水」委員会』は2012年に発足し、「熱中症で搬送される人をゼロにしたい」という考えのもと、さまざまな啓発活動を
    行ってきました。にも関わらず、今年は、熱中症と思われる救急搬送者が記録的な数となり、死亡者も増加し続けています。
    大変残念で、悔しくさえ思っています。
    脱水を伴う熱中症なら、軽度の脱水のうちにケアをすれば、症状の進行を抑制し、搬送されることなく回復が見込め、
    自らの生命を守ることができるはずです。
    その方法として有効と考えられるのが「経口補水療法」
    これは、予防ではなく対処です。
    熱中症を疑う場合は、暑さを避けるとともに、脇や首すじ、股関節付近など、身体の太い血管の通る個所を冷やすことはもちろんですが、
    経口補水液を早めに摂ることで対処してください。
    経口補水液は、脱水によって失った水分と塩分などの電解質を素早く身体に取り入れ、保持してくれるもの。
    頭痛やめまい、こむら返りなど、熱中症のⅠ度程度の症状を感じたら、経口補水液を躊躇なく摂るべきです。
    摂り方のルール(経口補水療法)は、まず50〜150ml程度をゆっくり
    飲んで、1〜2分間して、さらに50〜150mlをゆっくり自然に飲む感じ、その繰り返しで、症状が治れば危機は脱出です。
    でも、この猛暑の最中なら、普段健康な人なら、脱水状態によって身体が楽に感じるまで飲んでも構いません。
    熱中症への対処のために、経口補水液を自宅や職場に常備し、
    気づいたときに早めに摂ることを、猛暑中の生活基準とすべきだと思っています。

    教えて!「かくれ脱水」委員会 委員長
    社会福祉法人 枚方療育園 医療福祉センター さくら 院長
    兵庫医科大学 特別招聘教授 医学博士

    服部益治(はっとり・ますじ)

    日本小児科学会 (専門医)、日本小児保健協会(理事)、日本腎臓学会 (指導医・専門医)、兵庫県小児科医会 (理事)、日本夜尿症学会(常任理事)、日本小児科連絡協議会「自動車乗車中の子どもの安全推進合同委員会」(委員長)など。著書に、『腎・泌尿器疾患診療マニュアル(共著)』(日本医師会)、『腎臓病の食事指導ハンドブック(共著)』(南江堂)、『保健医療ソーシャルワーク実践(共著)』(中央法規出版)、『子どもの臨床検査-脱水(共著)』(診断と治療社)など

    更新日:2018/08/03

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