熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

View43,938

熱中症予防には、なにより早めの脱水対処!

運動を指導される方々にひとこと

十河 熱中症は早めの処置をしてあげることが大切です。Ⅰ度Ⅱ度の段階で処置をしておけば、その後に重篤になるようなことはありません。先ほど土﨑先生が子供たちの顔色が悪くなっている時には休ませるといわれましたが、これはⅠ度Ⅱ度の症状です。その段階でしっかり対応されているので、問題が無いのだと思います。Ⅰ度Ⅱ度の段階を理解して、その段階でどういう対応をしたらいいのかを知っておくことがいちばん大切です。

実は、高校はまだいいと思います。自分で判断ができますから。中学校だと、学校に自動販売機がまだ無かったり、自分での判断を口にしにくい状況などがあります。お金を持っていないので、部活が終わって家に帰る途中で、気分が悪いからとスポーツドリンクなども買えない。学校によってはスポーツドリンクを持ってきてはダメという所も、まだあるらしいです。そういうことに対する意識を変えていって欲しいですね。

土﨑 いろいろな事情からきめられているのでしょうが、運動部に入っている子供たちには、理解してあげて欲しいですね。

[熱中症の新分類]

Ⅰ度 めまいやたちくらみを自覚する/筋肉痛
やこむら返り(脚がつる)がある/拭いても拭いても汗がどんどん出てくる
Ⅱ度 頭痛、悪心(吐き気)、嘔吐を認める/つかれやだるさといった全身倦怠感を自覚する
Ⅲ度 意識障害を認める/けいれんが起こる/体温が高くなる

済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 副部長 医学博士

十河剛(そごう・つよし)

1970年 東京生まれ。1995年 防衛医科大学校医学科卒。躰道七段教士。合気道二段剣道二段。日本小児科学会認定小児科専門医。日本肝臓学会認定肝臓専門医。日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医。自宅敷地内に道場建設し、Sogo Budo Academy International設立。現在、子供達や学生達への指導を続けている。

ファイルをダウンロード

終わってからの水分補給は、濃いめの塩分を。

更新日:2019/07/05

こんな記事もおすすめ!