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経口補水液を常備する。かくれ脱水を進行させない方法です

在宅介護の場合、かくれ脱水を疑ったら経口補水液を即座に補給します。とくに暑い日に、要介護者に食欲がなく水分と塩分などの電解質が十二分に摂れていないときは、脱水症(夏の場合は熱中症への進行も)の危険が差し迫っています。

かくれ脱水に陥っている場合、水やお茶のように塩分を含まない飲み物では、十分に回復することができません。かえって低ナトリウム血症となり「せん妄」と呼ばれる意識障害をきたすことがあります。要介護者がいるご家庭では、いざというときに慌てないように、経口補水液は最低5〜6本つねに用意しておいてください。用意しておいた経口補水液は、災害時の水分補給でも大いに役立ちます。要介護者のえん下機能が低下しているケースでは、飲み込みやすいゼリータイプの経口補水液を使うと良いでしょう。

■「かくれ脱水」からの回復を促す方法

  • ・えん下機能が正常な場合    → 経口補水液を適量飲む
  • ・えん下機能が低下している場合 → ゼリータイプの経口補水液を適量飲む

「糖尿病や高血圧などの持病を持つ高齢者には、糖分と塩分を含む経口補水液を飲むことをためらう方もいます。かかりつけ医に日頃から脱水時の経口補水液の飲み方について相談しておくと良いでしょう。相談できない緊急時には、経口補水液による脱水への対処を優先してください。糖尿病や高血圧などの治療や予防のために作られたガイドラインが高齢者にそのまま当てはまるとは限りません。それよりも緊急時には“いまそこにある危機”である脱水を回避することが先決です。」

たかせクリニック 髙瀬義昌理事長

周囲の安定のためにも、脱水による「せん妄」を防ぐことを覚えておきましょう。

更新日:2013/11/24

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