熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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以下の、[脱水症の早期診断方法]も、日常生活の中でみつけやすい、さまざまな脱水状態のサインを扱ったものです。項目のうち2つ以上あてはまる場合は脱水症を疑います。

脱水症の早期診断方法

[器具を使わない診断方法]
  • 爪を押したあと、色が白色からピンク色に戻るまで3秒以上かかる
  • 手の甲をつまみあげた後が戻らない「富士山」ができる
  • 口の中が乾燥している
  • 舌が白いものに覆われている
  • 舌が白いものに覆われている
  • 皮膚に張りがない
  • 舌の表面に亀裂がある
  • 手足が冷たくなっている
[器具を使う診断方法]
  • 血圧が低い
  • 体重が減っている
  • 脈拍が速い
  • 微熱が続いている

より詳しく、脱水の状態を確認するためには、『高齢在宅者の脱水の見分け方』が役立ちます。ご活用下さい。
知っていましたか? 高齢者の脱水は、実は在宅時も多い

「富士山」が手の甲にできたら要注意。高齢者にはゼリータイプの経口補水療法を

教えて!「かくれ脱水」委員会委員 株式会社ケアーズ
白十字訪問看護ステーション「暮らしの保健室」室長 秋山正子 談

高齢者が一人暮らしになると、人のために食事を作る喜びが少なくなり、自分のために作るだけですから、何を食べたか忘れるほどに食事の楽しみが減ってきます。ただでさえ体液が減少しているのに加え、全体に食事が減って、食事から水分や栄養素が摂れない。「かくれ脱水」と低栄養が同時に起こりやすいわけです。

また、気温の変化が激しいときには、高齢のカラダがそれについていかない。高齢者は汗をあまりかかない人も多く、つい厚着になります。わたしの「暮らしの保健室」に訪ねてこられる人で厚着だな、と思う人の首筋を触ると、しっとりしていたりします。そんな人の手の甲をつまむと、いわゆる「富士山」ができて、そのまま戻りません。そういうときにはすぐに経口補水液を飲んでいただきます。

いま、高齢者の住む環境は、地球温暖化やヒートアイランド、そして節電など、非常に厳しいものになっています。高齢の方が団地やマンションにお住まいの場合も、緑に面していない、角や最上階の部屋では脱水に対する注意がとくに必要だと思います。

高齢者を見守る立場の人は本当によく観察し、「かくれ脱水」のサインを見逃さないようにしましょう。座って立ち上がるときにふらついていたり、お話ししていて口が重くなったり、というのは「かくれ脱水」を疑うべきです。サインを見つけたら、持病のある方を除いて、ただちに経口補水液を飲むように勧めてください。

看護の立場から言うと、おしっこの回数がいつもより減っていると脱水が進んでいます。尿の色が濃くなっているのも水分不足。

高齢者は、夜間の頻尿を気にして水分を摂られない方が多いので、そういう症状の見える方には経口補水液を勧めて欲しい。塩分と糖分がバランスよく含まれていますから、カラダへの吸収が速いし、カラダに保持され尿になることが少ないので、飲みはじめてぐっすり眠れるようになったという話も聞きます。

食べ物を飲み込む嚥下機能が衰えている人に限らず、高齢者にはリキッド(液体)タイプの経口補水液よりも、まずは徐々に口に含めるゼリータイプのものをお勧めします。

ちょっとした気づきがあるときに、早め早めに経口補水液を摂取することで「かくれ脱水」から脱水症への進行を予防することができます。高齢者のいるご家庭では、できれば経口補水液を常備しておくと、より安心ですし、ご近所に経口補水液の置いてある場所(薬局など)を確認しておくことも必要かもしれません。

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夏の目安は、「だる」「ふら」「いた」。ぜひ覚えておきましょう。

更新日:2019/07/01

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