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ランナーなら知っておこう! 黄色いビブスの頼りになるランナーたち

日本医師ジョガーズ連盟(通称:日医ジョガーズ)は、ランニングドクターとしてマラソン大会に参加しながら医療支援をおこなっているNPO法人。教えて!「かくれ脱水」委員会の発足当時からの協力団体であり、所属する中村 集 先生には、ランニングにおける脱水リスクや対策など、かくれ脱水ジャーナルのコンテンツ指導をいただいています。今回は、中村先生が出走する日医ジョガーズ活動に密着。マラソン大会における日医ジョガーズの活動紹介と共に、その医療支援活動について詳しくインタビューします。マラソンは、注意していても少しの脱水からドクターのお世話になることがある激しいスポーツです。ランニングを楽しむランナーたちを、同じようにランニングを愛好するドクターが支援する活動から、ランナーたちが注意しなければいけない大切なことが見えてきます。 監修:教えて!「かくれ脱水」委員会 委員 NPO法人日本医師ジョガーズ連盟(JMJA)理事 医学博士 中村 集

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ランナーなら知っておこう!黄色いビブスの頼りになるランナーたち

スタート前に、中村先生に聞きました

レース後、中村先生に、聞きました

日医ジョガ―ズのテント。日医ジョガーズのテントは、大会の救護テントのすぐ前。消防と警察テントに挟まれてありました。

快晴の10月16日(日)、訪ねたのは東京都足立区の荒川河川敷で開催される第45回タートルマラソン国際大会。都心から近い荒川河川敷というフラットなコースで人気の市民マラソン大会で、参加者はハーフマラソン、10キロ、ウォーキングなどの開催種目を合わせると12,000名(主催者発表)。

日医ジョガーズ会員は、この日、早朝から30名が集い、それぞれがランニングウェアの上に「医師」「DOCTOR」と書かれた黄色い日医ジョガーズのビブスを着用して臨戦体制に。ハーフマラソンでランニングドクターを務めるためビブスの上にブルーのゼッケンを付けた中村先生は、「今日は参加メンバーが多いです。実は、この大会は救急車が20台以上出動したことがあります。荒川河川敷で走りやすいコースで人気の大会ですが、天気が良すぎると日陰の無いコースなので水分補給を怠ると脱水などになりやすいのです。その意味もあって大勢集まったのかもしれません」と語ります。

開会式での日医ジョガーズ

レース開始前におこなわれた大会開会式では、参加ランナーたちに日医ジョガーズの諸氏が紹介され、給水の大切さを参加者と共に確認。その後、日医ジョガーズテントに全会員が集い、会員同士が携帯電話で緊急時の連絡をできるように、それぞれの番号や救護班の連絡先を交換してスタート地点へ移動です。

スタート前に、中村先生に聞きました

更新日:2016/12/06

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