熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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スポーツは、いつも脱水に注意!

現在、ロードレースのレースドクターはどのような状態ですか?

ドクターカーと富和先生

富和 本場ヨーロッパのロードレースは、町から町に平均180km移動することが多いですが、日本では交通事情により、1周約10~20km周回コースや、市街地で、1周数キロのコースを周回するクリテリウムというレースが一般的です。

レースドクターは、クリテリウムの場合、救護所に待機することが多いですが、ロードレースの場合には、ドクターカーに乗車し、ずーっと選手を追いかけることになります。落車による骨折、熱中症や命に関わる重大な事故に素早く対応するためです。レース中、万一に備えてAED(自動体外式除細動器)を常に使える状態にしています。また、メディカルボックスには常に経口補水液OS-1が入っています。

ドクターカーに乗車して選手のすぐ後ろを追いかける

山下 富和先生のようなロードレースを知るレースドクターがいらっしゃるのはありがたいです。サイクルスポーツは危険なスポーツです。脱水症および熱中症は命に関わるので、正しい知識と対処が必要です。もしそのような状況に陥った場合、OS-1なら素早い水分・ミネラル補給ができます。ウェアのポケットにゼリータイプをいれておくこともできる。どこの薬局にもありますし心強いですよね。OS-1を使用していると、必要な水分や電解質の素早い補給だけでなく、運動後のカラダへの負担を感じません。この効果は強く実感しているだけに、他のチームには内緒にしておきたいのですけどね…!

富和 これからの時期では、レースでスタートラインに立つ時点で脱水症・熱中症予備軍になっていると考えて良いと思います。まず対策として、ロードレーサーはボトルを携行できるので、いつでも補給できるようにしておくのが大切です。「スポーツは いつも脱水に注意!」と認識し、暑い季節には練習中にもOS-1を携帯すると良いと思います。ただし、摂取量は度が過ぎてはいけません。やはり腹8分目です。

より多くの選手が、過度の脱水や熱中症の予防や対処方法を知ることで、より高いパフォーマンスで競技が出来ると思います。結果として日本から能力の高い選手、世界に通用する選手が活躍することに繋がると思います。2020年には東京オリンピックが開催されますし、これから自転車競技がより活発になることを期待しております。

社会医療法人田北会 田北病院 整形外科

富和清訓(とみわ・きよのり)

1981年6月10日 奈良県生まれ。岩手医科大学 医学部医学科卒。日本整形外科学会・専門医 UCI・国際自転車競技連合エリートナショナルコミセール(国際審判員) UCIエリートナショナルコミセールは2016年に取得。この年、日本人が初めて5名合格した。月刊バイシクル21編集委員 著書「こちらドクターカー」(ライジング出版)

シエルヴォ奈良所属

山下貴宏(やました・たかひろ)

シエルヴォ奈良とは・・・・
2010年設立の、奈良をベースとして活動する自転車ロードレースチーム。CIERVOとは「牡鹿」の意。国内レースに積極的に参戦し、14年度はランキング10位で終了。山下貴宏選手は、チーム・シエルヴォ奈良キャプテン。2011年ツールド北海道・第2ステージ優勝ほか、国内だけでなく、国外のレースにも参加している。奈良を中心に、自転車を通じた社会奉仕活動も積極的におこなっている。

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レース前に経口補水液を飲むことは、脱水を防ぐことになりますか?

更新日:2019/07/05

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