熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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屋外トレーニングに潜む問題とは?

日向さん、屋外トレーニングは、日頃どのようなトレーニングをされていますか?

日向 私自身はヒルクライムレースという山の麓から山頂までのレースなので、ロードレースの人ほど長距離を長時間走ることはないんですが、屋外でのトレーニングで追い込む場合は、それでも3~4時間、長いと6時間以上は乗っています。本当にレースの試走っていう意味ですとまあ1時間ぐらい。短時間・高強度。口でハアハア息をするので喉がとにかく渇くんです。だから水分は、あっという間になくなっちゃいます。昨日も上りの追い込みをやったんですけど、1時間ぐらいのコースで、登ってまず1本(500mL)飲み切り、下ってまた補給して、でまた登ってまた1本という具合。やっぱり1L以上は絶対に飲みますね。

富和 飲んでるのは経口補水液、水?

日向 普段はスポーツドリンクです。どうしてもコンビニで手に入るものになるんです。ヒルクライムのトレーニングで、山の中に行ったときに困るのが、自販機がない山もあるということです。一度、あるイベントをやっている山があって、100kmくらいのコースですが、そこを試走したときに、途中にコンビニはもちろん自販機もない状態でとても焦ったことがあります。

富和 そりゃ怖い!恐怖ですね。自分が走る所に、どこにお店があるかなってのも本当は調べておくべきなんです。なかなか出来ないことですが。ただ、日向さん、ボトルを2本以外に、シャツの後ろポケットには入れていなかったのですか?

日向 背中のポケットにはウインドブレーカーを入れていました。他には自販機用の小銭を入れるジップロックみたいなやつと、スマホとっていう感じです。

富和 夏のトレーニングでは背中のポケットにもう一本、あるいはトライアスロンのようにボトルケージをもうひとつ多くつけることも考えていいかもしれませんね。

できるだけ活用したい暑さ指数について

富和 経験で言うと、アスファルトのクルマのレースコースを周回するような真夏のロードレースでは、すごい人数の脱水症の選手が医療班にきます。ある8月のレースでは、2日間で数十人の対応をしたこともあります。 トレーニングでもいちばん気をつけるべきだと思うのは季節と時間帯です。8月の日中に行うのは特に慎重に対応するべきですね。

日向 夏に屋外で練習するときっていうのは、暑さ指数はやっぱり意識したほうがいいんでしょうか。

富和 日中、指数は上がりきっていると思うんです。環境省が出している暑さ指数「WBGT」の行動指針によると、夏の日中では「運動を中止すべき」という状態のときもあります。逆に、暑さ指数の下がる時はというのはまあ…。

日向 朝夕ということですね。

富和 そうです。朝夕です。一番暑い危険なときを避けるっていうのは、事前にできる脱水・熱中症予防になります。

屋外でのトレーニングは何時、どのようにすればいいか?

更新日:2017/07/10

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