熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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最後のハイクと、約4時間半のレース後の身体について感じたことを教えてください

本田 自転車で凄くふとももを使っていたから、最初は脚が前へ出ていかなかったけど、4.5㎞のハイクは高低差が少ないコースでわりとラクでした。いただいた水分とあんぱんを食べながら、美しい佐渡の景色を愉しむことも出来た。

ただ、終わってからが大変だった。翌日まで調子が戻らなかったな。身体が火照ったままで渇いた感じ。お風呂に入っても身体がほてっていてお湯が熱く感じて湯船につかれない。結局水浴びでしたね。経口補水液、ミネラルウォーター、お茶など、身体が欲する水分をいろいろ飲みました。僕は牛乳が好きで、激しいスポーツの後は牛乳を飲みたくなる。この日も終わって一本飲みましたね。

富和委員の熱中症リスクアドバイス

ハイク:輻射熱 気圧低下による水分蒸発 天候の急変 雨上がりの湿度からの鬱(うつ)熱

標高が高いところでは太陽光線、気温・気圧の変化が問題になります。太陽光線は遠赤外線による輻射熱。気圧の変化では、体表から水分が蒸発しやすくなるという変化が見られます。

気温は、逓減率から考えると100mで約0.6℃下がるので1000mの標高差があれば、6℃程度の変化が考えられます。体感温度で涼しくなっているので、競技をしている最中には心地よいかもしれませんが、山岳の天候は変わりやすいことも考慮しておくことが大切。雨が降ってカラダを濡れたままにすると、体が冷える。体温を保つことも考慮しなければならない。必要に応じて重ね着は大切な手段だと思います。また雨上がりだと湿度が高く汗が蒸発しにくい環境となり、身体から熱を放出しにくくなることで、体温がこもって鬱(うつ)熱が生じ、熱中症初期のような症状になることもあります。

「身体に素直に、我慢しないで水分を摂ろう!」本田隊長からの一言!

自分で飲みたいと思うものが、レース前、レース中、終わってから、と違うような気がする。都度、身体が求めるものを素直に飲んでいれば、身体が受け入れる感じがしますね。それと、専門家ではない僕が言えることとして、トップレーサーの競技ではないのだから、絶対我慢をしないこと。ちょっとでもノドが渇いたら水分を摂る。キツかったら歩く、あるいは自転車を降りて押す。スポーツイベントでのコツは、ぜったい無理をしない。身体に素直になるということではないでしょうか。

富和委員からのアドバイス:夏のスポーツイベントで熱中症を防ぐ!予防と対策まとめ

更新日:2017/08/10

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