熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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Q4:では、夏バテの適切な対策とは?

A4. 日常的には、バランスのいい食事と快眠。それに脱水対策です

都度、脱水状態を経口補水液などで対処し、しっかり回復していないと、夏バテのつながる要素が蓄積します。カラダの回復には、カラダの全身倦怠感を感じる熱中症Ⅱ度だと、2〜4週間が必要です。Ⅰ度程度の熱中症でも、1〜2週間程度は無理をしないほうがいいと思います。

夏バテにならないための日常的な対策には、十分な睡眠と規則正しい生活、そしてバランスよい食事が第一。3食をバランスよくきちんと食べて、食事の中から栄養素とともに水分や塩分などのミネラル(電解質)を摂り、よく眠り、しっかり休む。とくにお盆過ぎには、カラダに夏バテの要因が溜まっていますから、冷たい飲料や食事を避けるようにしてください。

そのうえで、夏バテには脱水傾向も隠れています。盛夏を過ぎても、できるだけこまめに水分や少量の塩分を補給することで脱水を回避し、自律神経バランスを維持しましょう。

夏の間から、心がけたい夏バテ予防法

夏バテは、夏の間、普段の生活で予防できるものです。軽い脱水症や熱中症Ⅰ度の後の対処を正しくおこない、カラダを回復させるための睡眠をとり、規則正しくバランスの取れた食事を摂ることで、夏バテにつながらないカラダでいられることを覚えておきましょう。

盛夏

■ 日頃から、昼寝をとれる人は、10〜15分程度とる
■ 軽い脱水状態や熱中症初期(熱バテ)の経口補水液などでの対処の徹底
■ 上記の経験がある人は、1〜2週間は回復に努め無理をしない
■ 暑い夜は、エアコンを使い快適な睡眠環境で十分な睡眠時間をとる
■ 冷たい飲み物の過剰摂取を控え、胃腸に負担をかけないように注意する

晩夏

■ お盆を過ぎたら冷たい飲料や食事を控える
■ バランスのいい食事で、栄養をとり、水分や電解質を摂る
■ しっかり睡眠をとる
■ のどの渇きを感じる前のこまめな水分補給
■ 入浴前か後にコップ1杯~2杯の常温水を飲む
■ オフィスや外出先では、温度の変化に備えて上着を1枚用意
■ 自律神経へ負担がかからないように注意する

夏バテになったときの、正しいセルフケア

夏バテは、日常生活を脅かすほどの症状になることはありませんが、そのまま放置し、悪化した場合は慢性疲労につながることがあります。夏バテ気味だと感じたときは、下記のリストを参考に夏バテへの対策をおこなってください。

〈夏バテを感じた時のセルフケア〉

■十分な睡眠時間を確保し、疲労回復を心がける

■冷房の設定温度を室温が27~28度となるように設定し、暑い時には湿度を下げるようにして、冷やし過ぎにも注意する

■汗をかいたらスポーツドリンクなどでこまめな水分、ミネラルなどの補給を

■豚肉やウナギなどのビタミンB群のほか、緑黄色野菜やフルーツなどのビタミンCを含む食材を摂る

■夏野菜を十分に摂って、水分、ミネラルおよびビタミンを補給する

■1日三食、できるだけ決まった時間に食事を摂る。またよく噛んで消化を促進する

■38~40度のぬるめのお湯にゆっくり浸かってリラックス。自律神経の働きを整える

教えて!「かくれ脱水」委員会 委員長
社会福祉法人 枚方療育園 医療福祉センター さくら 院長
兵庫医科大学 特別招聘教授 医学博士

服部益治(はっとり・ますじ)

日本小児科学会 (専門医)、日本小児保健協会会員、日本腎臓学会 (指導医・専門医)、兵庫県小児科医会 (顧問)、日本夜尿症学会(常任理事)など。著書に、『腎・泌尿器疾患診療マニュアル(共著)』(日本医師会)、『腎臓病の食事指導ハンドブック(共著)』(南江堂)、『保健医療ソーシャルワーク実践(共著)』(中央法規出版)、『子どもの臨床検査-脱水(共著)』(診断と治療社)など

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Q3. 熱中症や脱水症と夏バテの関係は?

更新日:2019/07/01

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