熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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②朝は脱水状態です。朝食抜きは脱水を助長します

わたしたちのカラダは、朝は脱水状態です。一般に、夜7時ぐらいに夕食を摂ったとして、朝食は翌朝7時〜8時になります。つまり10時間から12時間ぐらい絶食していることになります。

しかも寝ている間に呼気や発汗によって500ml程度の水分が失われます。朝の尿は500ml程度排出されますから、合計で1000mlの水分が電解質とともに失われています。

朝忙しくてコーヒー1杯で外出すると、コーヒーはさらに利尿作用もありますから体液は失われるばかりです。カラダは、ナトリウムやカリウムをあまり貯めておくことができません。

午前中の時間帯に不整脈や狭心症が起こりやすいのは、脱水そしてカリウム不足が原因だと思われます。食事で水分と電解質とくにカリウムを摂れば心臓の興奮性なども抑えることができるでしょう。つまり脱水をケアするためにも、朝食で水分と電解質を摂ることが大切です。

生活の習慣としては、やはり1日三食をバランスよく摂ること。そして、野菜の摂取はビタミン摂取のためと思われていますが、多くの野菜にはカリウム不足を防ぐ効果もあるのです。

カリウムは腎臓の疾患をもつ人などには摂取過多になると循環器系に悪影響を及ぼしますが、食物から摂取する場合は消化管が必要な分だけをカラダに取り込むので比較的安心です。

時間の都合でどうしても朝食を食べられないときは、水分と電解質そして糖分を含む経口補水液を1本(500ml)ぐらい摂ると脱水の解消に役立ちます。

③二日酔いの一部の原因は脱水と関係しています

頭ががんがんと痛い、胃がむかむか気持ち悪い…… 二日酔いの典型的な症状です。原因はいろいろありますが、アルコール代謝の途中で生成されるケトン体(主にアセトアルデヒド)という中間物質が刺激作用を有することも一つの要因だといわれています。

ただでさえ、アルコールの利尿作用によって脱水状態になっています。脱水状態を改善し、ケトン体を身体の外に排出するためには、水分補給が大きな役割を果たします。お酒を飲みながらチェイサーとして水分を摂る、寝る前に経口補水液を飲む、朝起きたら経口補水液を飲むなど、しっかりした水分補給を実践すれば、二日酔いを軽減できると思います。

お酒の前後に、甘さ(ブドウ糖)が入っているスポーツ飲料や経口補水液を適宜摂取すると、ブドウ糖の代謝が進んでいきますから、脂肪代謝によるケトン体生成が弱まるという説もあります。

④カラダは4時間しか水分を貯めない、長寝や夜更かしも脱水を生む?

更新日:2019/07/01

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