私たちは、深刻な脱水状態を防ぐことで、熱中症で搬送される人をゼロにしたい。

STOP 熱中症 教えて!「かくれ脱水」委員会

かくれ脱水JOURNAL

Q5 頻尿になりがちです。水分摂取をつい控えることに

A5 頻尿対策のために水分摂取を控えることはやめましょう

水分を我慢することは間違いです。赤ちゃんと二人分の血液が必要となり、その分、水分は摂らなくてはいけないのですから、どうしても影響は出るのです。また、赤ちゃんの成長と共に、子宮が大きくなることで膀胱が圧迫されるために頻尿になることもあります。

ただし、あまりにトイレにいく回数が多く心配な方は、妊娠糖尿病の可能性もあります。定期検診の際に物理的圧迫からの頻尿かどうか、主治医に相談してください。

妊娠糖尿病とは、妊婦の身体が、ブドウ糖をエネルギーとして赤ちゃんに送るために母体のインスリン抵抗性が引き起こされ、筋・脂肪細胞でのブドウ糖の取り込みが抑えられることと関係しています。

妊婦の脱水 対策篇

Q6 実際に妊婦に必要な水分量はどれくらいでしょう?

A6 二人分の血液をつくるために充分な水分を摂りましょう

通常、成人の必要な水分量は、飲み物から1,200ml、食べ物に含まれている水分から1,000ml、これに体内でエネルギー代謝の過程で生じる代謝水300mlほど。しかし、通常の食事から摂る水分量とは別に赤ちゃん分の水分量が必要だと考えましょう。

十分な水分補給は、妊娠時の妊婦の体調不良の要因のひとつである脱水を防ぎ母体の健康を保ちます。

Q7 つわりがひどい場合、摂るべき水分は何でしょうか?

A7 妊娠16週目まで、つわりでおう吐などをする場合は水分と電解質を含む飲み物を

つわりの軽重にもよりますが、おう吐があるつわりの場合は、失われた体液(水分+電解質)を補うことが基本です。ある程度食事を摂れている人なら、水分に電解質をバランスよく含み、糖分の少ない経口補水液がいいでしょう。

飲料を飲みにくいという人でも喉に負担をかけないゼリータイプなら摂りやすいと思います。私の医院では、つわりが重く食事が進まない人なら、カロリーのことを考えて水分に電解質と糖分を含むスポーツドリンクを勧めています。

また、つわりが酷くほとんど食事ができない場合は、糖質(炭水化物)がエネルギーに変わるときに大切な働きをするビタミンB1欠乏によって発症するウェルニッケ脳症*などを予防するためにも、医師に相談し輸液などでビタミンB1を補ってください。

*ウェルニッケ脳症 眼球の運動障害、運動失調、意識障害などを症状とする病気。多くの場合、ビタミンB1の摂取によって改善する

Q8 妊娠中に増える汗についての対策は?

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更新日:2019/07/01

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