熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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知らなかった!?
生活の中での冬脱水リスク
その体調不良、「冬の脱水」が原因かもしれません!

知らなかった!?生活の中での冬脱水リスク その体調不良、「冬の脱水」が原因かもしれません!

ノロウイルスやロタウイルスなど、感染性腸炎による下痢やおう吐による急激な脱水とは別に、冬の時期は、気温の低下や空気の乾燥、食生活の変化から、脱水を起こすことがあります。冬の脱水が原因のひとつとして起こる疾患もあるほどです。

とくに今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、春先から外出自粛の期間が長く、どうしても運動不足になっている人が多いと思われます。加えて、マスク着用での生活は、口腔内の渇きを気づきにくく、水分補給を怠りがちになるというリスクもあります。

専門家は、身体の水分貯蔵庫である筋肉の減退や、水分摂取量の減少から、冬の脱水が起こりやすく、免疫力が落ちてしまうことにも警鐘を鳴らしています。

今年の冬、生活の中にある脱水リスクを知り、その対策をすること。それは、コロナ禍にある「新しい生活」の中での生活防衛の手段だと、かくれ脱水ジャーナルは考えました。この冬、気をつける重要ポイントです。 監修:教えて!「かくれ脱水」委員会
谷口英喜 副委員長

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生活の中に潜む冬の脱水リスクとは?

  • ① 水分摂取の減少

  • ・水分補給を怠りがち。食事からも水分摂取をしているが、冬の食材には夏と比べて水分量が少ないものが多い
  • ②乾燥

  • ・空気が乾燥しているために、ジンワリくる
  • ・急激な脱水が起こらないために、自覚に乏しい
  • ③ 今年の特徴:運動不足による筋肉量の減少

  • ・自粛生活においての運動不足に加え、マスク着用のリスク
  • ・糖分・アルコール量の摂取が増えることも相対的な筋肉量減少の原因になる

提言・冬の日常でできる脱水対策3か条

  • 1 座る時間をできるだけ短くしよう!

    1時間に一度は、座っていない時間を作ろう!軽い運動が筋力低下と血栓予防に効果的。
  • 2 行動の前後にコップ1杯の水を飲む新習慣

    夏場と比べて長湯をする冬場は、喉が乾かないのに思ったより汗をかいている。
    前後にコップ一杯の水分補給をすることで、血栓などのリスクが低くなる。
    • ・就寝前、起床後、
    • ・食事前、食事後、
    • ・入浴前、入浴後
    軽いめまい、口腔内の乾き、だるさなど、軽度の脱水の症状があれば、経口補水液を摂る。
  • 3 毎日体重測定を!

    冬の脱水は、気づきにくい。体重の2%が減ると、脱水状態です。

冬の脱水はどうして起こる?なぜ危険

第一に、暑い時期に比べて渇きに鈍感になってしまうことが挙げられます。人間は、自覚のないままに、1日に約900ml皮膚や呼気などから失われる水分(不感蒸泄)があります。

冬期は、これに加えて、乾燥した外気や、エアコンなどによる暖房での室内の湿度の低下した環境があり、少しの運動や暖房による気温差から、実は汗をかきやすくなっているにもかかわらず、かいている汗がすぐに乾燥するために自覚に乏しく、水分補給を怠りがちになります。

つまり、生活しているだけで失われる水分量が増えているにもかかわらず、水分補給を怠りがちになるのです。

第二に、日常の食事から摂る水分量の減少があります。一般に成人は、1日に飲料水とは別に日常の食事から1,000mlの水分を摂っています。冬になると食事で摂る野菜類が、水分量が少ない根菜類が多くなり、夏期と同じような量を食べていても食べ物から摂る水分が自然に減っていくわけです。

「食べたり飲んだりする中で自然に摂る水分量が、冬期は低下すると言われています」と谷口副委員長。

日常的な水分不足が常態化しやすい冬。脱水の症状がでる前でも、じんわり脱水状態が進み、なんとなくだるくなったり、食欲の低下を招けば、それが一挙に脱水状態を進めてしまうことになります。

その症状にも、冬の脱水がかくれている?

更新日:2020/12/18

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