熱中症と脱水症状に専門家が発信する正しい情報を!隠れ脱水JOURNAL

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この夏、熱波到来の予報。
温度とともに、湿度、
室内にこもる熱に注意!
暑さ指数(WBGT)活用を

メディアでも頻繁に取り上げられ、今では、多くの人が「暑さ指数(WBGT)」のことを聞いたことがあると思います。

しかし、熱中症予防のために、暑さ指数(WBGT)の行動指針を参考に、その日の自分の生活活動の強度を調整することに本当に役立てていますか?

すでに今年も多発している小学・中学校のクラブ活動や運動中の熱中症搬送の実態や、室内での高齢者の熱中症について、もう一度かくれ脱水JOURNALとして、「暑さ指数(WBGT)」の活用を考えてみました。大切なのは、温度+湿度、そして室内に溜まった熱。その影響を知り、対処することです。 監修:十河剛 済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 副部長 医学博士

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この夏、熱波到来の予報。温度とともに、湿度、室内にこもる熱に注意!
暑さ指数(WBGT)活用を

暑さ指数(WBGT)を活用しよう!
その①WBGTでは、湿度が重要だ

この数値を覚えてください。

WBGT計算式における湿度の影響は全体の70%となっています。これは、かなり驚きの比率です。熱中症は気温が高い時に起きるものという意識が高いのですが注目すべきは「湿度」の影響です。なぜでしょうか??

体温が上昇すると発汗します。これは汗の水分が蒸発するときに気化熱として体温を奪って平熱を保とうしているからです。

でも、湿度が高いと水分が蒸発し難くなり、体温を下げる効率が悪くなります。私たちの体温上昇には湿度の影響が大きいわけです。

日本の夏は湿度が高く、蒸し暑い。だからWBGTを正しく理解して、エアコン等で湿度も調節しないと熱中症が増えてしまうのですね。

例えば、下の表を見てください。もちろん気温が35℃を超えたら湿度に関係なくWBGT値は「警戒」以上になります。

この数値を覚えてください。

WBGT計算式における湿度の影響は全体の70%となっています。これは、かなり驚きの比率です。熱中症は気温が高い時に起きるものという意識が高いのですが注目すべきは「湿度」の影響です。なぜでしょうか??

体温が上昇すると発汗します。これは汗の水分が蒸発するときに気化熱として体温を奪って平熱を保とうしているからです。

でも、湿度が高いと水分が蒸発し難くなり、体温を下げる効率が悪くなります。私たちの体温上昇には湿度の影響が大きいわけです。

日本の夏は湿度が高く、蒸し暑い。だからWBGTを正しく理解して、エアコン等で湿度も調節しないと熱中症が増えてしまうのですね。

しかし26℃でも湿度70%で「警戒」、90%を越えると「厳重警戒」の領域に達してしまうのです。

梅雨の時期から急速に増える熱中症。2022年は雨が少なく短い梅雨でしたが、この時期には、まだカラダが汗で体温を下げ上手になる暑熱順化が進んでいないことと、湿度の高さがその主な原因です。これから本格的な夏を迎えます。気温以上に湿度にもぜひ注目してください。

例えば、下の表を見てください。もちろん気温が35℃を超えたら湿度に関係なくWBGT値は「警戒」以上になります。

しかし26℃でも湿度70%で「警戒」、90%を越えると「厳重警戒」の領域に達してしまうのです。

梅雨の時期から急速に増える熱中症。2022年は雨が少なく短い梅雨でしたが、この時期には、まだカラダが汗で体温を下げ上手になる暑熱順化が進んでいないことと、湿度の高さがその主な原因です。これから本格的な夏を迎えます。気温以上に湿度にもぜひ注目してください。

暑さ指数(WBGT)を活用しよう!
その②WBGTは、測る場所によって違う⁈

この数値を覚えてください。

暑さ指数(WBGT)は、同じ日、同じ場所で測定しても、コンクリート面、芝生、土、あるいは、日陰や日向によってその値が変わってきます。

右の例にあるように、屋外では風通しの良い場所や日陰、地面を緑が覆う場所などでWBGT値は低く、コンクリートで覆われた、熱を持ちやすい地面の上で高くります。

学校での熱中症対策として、その日に発表された地域のWBGT値を行動指針として活用するのももちろんですが、クラブ活動、遠足や体育祭・運動会練習などを含め、その現場でのWBGTを測り、運動する場所を選んで行うよう習慣化できないでしょうか。

市販のWBGT計は、安いものだと1〜2万円程度で購入できます。学校や指導者の方々にはぜひWBGT計を備え、現場で測定して運動活動の事前準備や中止などの判断をしてほしいものです。

上の例にあるように、屋外では風通しの良い場所や日陰、地面を緑が覆う場所などでWBGT値は低く、コンクリートで覆われた、熱を持ちやすい地面の上で高くります。

学校での熱中症対策として、その日に発表された地域のWBGT値を行動指針として活用するのももちろんですが、クラブ活動、遠足や体育祭・運動会練習などを含め、その現場でのWBGTを測り、運動する場所を選んで行うよう習慣化できないでしょうか。

市販のWBGT計は、安いものだと1〜2万円程度で購入できます。学校や指導者の方々にはぜひWBGT計を備え、現場で測定して運動活動の事前準備や中止などの判断をしてほしいものです。

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更新日:2022/08/08

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