私たちは、感染性胃腸炎からくる脱水の危険性と、正しい対処法をお伝えします。

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セルフ・メディケーションの頼れるツール、自己健康管理の「安心」を変える 「経口補水療法(ORT=Oral Rehydration Therapy)
を知っていますか?

経口補水療法(ORT=Oral Rehydration Therapy)は、近年開発された、脱水症の治療法のひとつ。これまで消化器症状を伴う脱水症に対する治療が中心でしたが、私たちにとって身近なものになりつつある、熱中症に対しても経口補水療法の活用が推奨されています。

近年の気候や環境の変化からくる熱中症の増加、災害時のさまざまな水問題、インフルエンザや急性胃腸炎など、年中起こる脱水リスクに対して、生命を守るだけでなく、これからの自己健康管理のためにも知っておきたい、いま絶対に覚えておきたい重要な知識です。

将来、風邪薬など薬局で買える薬は健康保険から外される(病院では診てくれない)など、セルフ・メディケーションの重要性は増していきます。軽い病気は病院に頼らず、常に自己健康管理を意識しなければならない時代が、日本にもやって来ました。その心強い味方の経口補水療法を知っていますか?  監修:靍 知光 雪の聖母会聖マリア病院 臨床・教育・研究本部長

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「経口補水療法(ORT=Oral Rehydration Therapy)」を知っていますか?

費用対効果が高く、簡便で安全、医学的根拠がある脱水症の治療法

経口補水療法(ORT=Oral Rehydration Therapy)。医学的には、体液の補給および維持を目的とした経口補水液を飲ませて脱水状態を改善させる治療法です。世界的には、開発途上国を中心に発展し、近年、欧米の先進各国でも普及してきましたが、日本では、2000年代になってから特に小児や高齢者に対して実施されるようになり、最近では熱中症に対しても推奨されるようになってきました。

私たちにとって、すでに身近なものになりつつある、熱中症や下痢・おう吐時に起こる脱水状態の時に、経口補水液を飲んで脱水状態を改善し、回復させていくことだと覚えてください。

日本では、2015年に日本救急医学会の『熱中症ガイドライン2015』が公表され、その中で、熱中症患者に起こる脱水改善のために経口補水療法の活用を推奨。2017年には、日本小児救急医学会が公表した、『小児急性胃腸炎診療ガイドライン2017年』においても重症でない場合は、経口補水療法が推奨されています。

重症でない場合は、病院に点滴しに行くよりも自宅で経口補水療法を開始する方が良いって知ってました?

更新日:2020/06/01

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