監修:済生会横浜市東部病院
患者支援センター長
兼栄養部部長 谷口 英喜
設問をチェックすることで、「かくれ脱水」の可能性を調べることが出来ます。
脱水症へ移行する前段階、「かくれ脱水」をチェックしてみましょう。
- STEP1
- 最近、今までなかった以下のような変化がありませんでしたか?
該当項目にをしてください。
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※なお、このシートはあくまでも「かくれ脱水」の目安であり、本チェックシートに該当項目がなくとも
「かくれ脱水」になっている場合があります。確定診断には、医療機関での血清浸透圧値の評価が必要です。
出典:高齢者に存在する「脱水症」の前段階“かくれ脱水”を定義する
―400名を対象とした感度分析の結果から”かくれ脱水発見チェックシート”の提案―
谷口英喜ほか Geriat. Med. 2014年5月号(vol.52 no.5)
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かくれ脱水のサインは、最初、粘膜や皮膚に現れる。
水分が不足気味のカラダは、皮膚や粘膜に乾燥状態が現れやすくなっています。口腔内の唾液も不足しがちで、つばを飲み込みにくくなることも特徴です。
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かくれ脱水のサインは、最初、粘膜や皮膚に現れる。
水分が不足気味のカラダは、皮膚や粘膜に乾燥状態が現れやすくなっています。口腔内の唾液も不足しがちで、つばを飲み込みにくくなることも特徴です。
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便秘は脱水からも起こります。
便秘の要因のひとつは、便に含まれる水分が減ってきていること。水分は飲水やお茶などからだけではなく、食事からも摂取しています。3度の食事がきちんととれていること、また食事からの水分・電解質の摂取が十分出来ているかも確認しましょう。
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皮膚の弾力は、水分にも影響を受けます。
皮膚の弾力性がなくなってきているということです。
皮膚に十分な水分が含まれていれば、つまんだ皮膚はすぐにもとの状態へ戻ります。
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むくみは「かくれ脱水」のサインです。
むくみは血管内の水分が減ってきているというサイン。体液のうち、カラダの機能維持に役立っていない水分が血管外に溜まり、むくみとして出ているのです。本来、血管内にあって機能維持に役立つ水分が、その分だけ減っている(脱水状態)ということになります。