私たちは、感染性胃腸炎からくる脱水の危険性と、正しい対処法をお伝えします。

冬脱水SOS

かくれ脱水JOURNAL

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脱水を管理して熱中症を防ぎ、パフォーマンスも維持しよう

加藤先生の脱水管理ポイント
「試合・練習前後に体重を量り、自分で脱水を数値化する」

いま、日本サッカー協会では、試合の前後とか練習の前後で体重を量るように指導しています。育成世代は特に今の練習でどのくらい脱水なのかっていうのを、自分で知ることが大事です。
汗をかく量には個人差があって、たとえば、コーチが練習の前後、練習中、水分を摂るように指導し同じように水分を摂っていたとしても、2%以上体重が減っている子どもがいます。試合中には、試合内容の経緯などの事情から水分を摂る機会が限られます。でも水分は一度に大量には飲めません。試合中Cooling Breakはありますけど、試合中機会を見つけて、いかに水分を摂る回数を増やすのかというのを自分で考え、自分で意識して摂ることが大事になります。自分を知っておくために練習や試合の前後に体重をチェックするのです。

チームを強くするための一番のメディカルサポートは疲労回復です。疲労がたまると、怪我が増える。もしアスリートが怪我をしなければ、おそらくずーっと練習する。上手くなるためにとにかく練習をしたいというのが基本にあります。でも練習しすぎると疲労がたまって怪我をするので、練習量を増やしながら怪我を減らすことに進化の先があり、その答えが、とにかく疲労を回復させるということになります。その疲労回復の方法としては、自分のどこが今一番疲れているのかを知ることです。足のももの裏なのか、ももの前が疲れているのか、腰が疲れているのかなど、しっかり自分で自分の疲労部位が分かって、その疲労をマッサージとかトレーナーとかに頼るのではなく、自分でしっかり疲労が取れる方法=セルフコンディショニングを持っていることが大事だと指導しています。その重要なポイントのひとつが脱水管理や食事の管理なのです。育成世代からその指導を受けた世代が、いま世界中で活躍している日本人サッカー選手達です、、彼らは、そうしたことを育成世代からやってきているのです。

立教大学コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科教授 整形外科医 医学博士
日本サッカー協会 医学委員, サッカー日本代表 帯同ドクター(2019)

加藤晴康(かとう・はるやす)
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水分補給と身体を冷やす水がサッカーを支えています

更新日:2019/07/05

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